4月の<創立45周年記念スペシャル・プロ>で18年ぶりに再演する「月に寄せる七つの俳句」へ
向けて、振付家ジョン・ノイマイヤー氏の助手であるビクター・ヒューズ氏が来団、先週月曜日
より、リハーサル指導を行っています。
昨年3月のノイマイヤー振付「時節の色」「スプリング・アンド・フォール」の上演の際にも振付
指導で来日したヒューズ氏は、今回もノイマイヤースタイル独特の動き、音の取り方などひとつ
ひとつを、自らが手本を示しながら、細かく指導しています。
今回は指導にあたっている、ヒューズ氏のインタビューをお届けします。
■東京バレエ団のリハーサルの印象。
リハーサルを開始して約2週間が経過しましたが、順調に進んでいます。
今回、18年ぶりの再演ということで長らくこの作品を観ていなかったため、最初は1989年の初演の
映像をみたり、創作中に書きとめておいた当時のノートをみて勉強し直しました。
ノートにはステップの内容、意図、ジョン(ノイマイヤー)さんが音楽のどこで何をしたいかを
記しているので、それを元にリハーサルの中でノイマイヤースタイルというものを伝えています。
この作品に限らず、ノイマイヤー作品は技術的な面だけではなく、非常に内面の表現が要求されます
が、東京バレエ団にとても合っていると思いますし、皆好んでくれていると思います。
■主演の2キャストについて。
初演からのオリジナルキャストの(高岸)直樹、(斎藤)友佳理、(木村)和夫の3人は、昨年の3月
の「時節の色」のオリジナルキャストでもあり、3人ともノイマイヤースタイルの表現がさらに深ま
り、とても成長しています。
それに、作品をすごく愛してくれているということもリハーサルを通じて感じます。
もう1組の(後藤)晴雄、(上野)水香、(長瀬)直義の3人は、全員が初めてこの作品に取り組み
ますので、まだ作品やノイマイヤースタイルを学んでいる途中ですが、リハーサルが進む中で習得
していっています。
■再演へ向けて。
今日から4日間、ジョンさんがリハーサルに来ます。
ジョンさんは残念ながら他のスケジュールがあるため初日まではいられませんが、彼自身が1番
この作品を観たいと思っていると思います。
再演に向けて、私も東京バレエ団とともに最善を尽くします。
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