4月公演<創立45周年記念スペシャル・プロ>で上演する「月に寄せる七つの俳句」の初日を前に、
振付家のジョン・ノイマイヤー氏が振付指導のために来日しました。
多忙を極めるノイマイヤー氏の今回の滞在は、11日(土)から14日(火)までの4日間という大変
短いもの。11日(土)早朝に到着し、荷を解く間もなく午後からリハーサルに参加しました。
まずは、初演以来のキャストである高岸直樹、斎藤友佳理、木村和夫と、今回初めてこの作品に挑む
後藤晴雄、上野水香、長瀬直義の主演2組を指導。
3月30日から振付指導にあたっている助手のビクター・ヒューズ氏とともに、ひとつひとつの動き
を確認しながらリハーサルは進められました。
長旅の疲れも一切見せずに、自ら動きながら指導にあたり、
ノイマイヤースタイルがさらに深められています。
主演の2組の指導が終わると、次は全体の通し稽古へ。
18年ぶりの再演のため、ご本人も作品を観るのは本当に久しぶりのこと。
何度も音を止めながら、腕の角度や体の曲げ方などを細かく指導。
ノイマイヤー氏の指示をひとことも聞き逃すまいとするダンサーたちの表情は真剣そのもの。
スタジオにはいつもとは違った緊張感が走ります。
昨日も休日返上で行われたリハーサルは、今日と明日も続きます。
ノイマイヤー氏、ヒューズ氏と、東京バレエ団が一丸となって創り上げている「月に
寄せる七つの俳句」。
必ずや皆様にお楽しみいただけると思います。
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