すっかり秋らしくなり、冬の到来も感じるようになりました。
先週、<奇跡の響演>公演を無事に終え、東京バレエ団は来月の「M」公演に向けて、気持ちを新たにリハーサルに取り組んでいます。
そんな中、昨日開幕したモーリス・ベジャール・バレエ団2010年日本公演に合わせて、ランド オブ トゥモロー 丸の内店において開催中の"Les Costumes de Bejart par JPK"の、オープニング・パーティーが11月6日(土)に行われました。
ランド オブ トゥモローとゆかりの深いデザイナー、ジャンポール・ノット氏が、2001年に初演され、ドキュメンタリー映画にもなったモーリス・ベジャール振付の「ルミエール」("Lumiere")の衣裳を手がけた繋がりから企画された"Les Costumes de Bejart par JPK"。
店内では「ルミエール」で実際に使用された衣装を展示するとともに、ジャンポール・ノット氏自らがこのイベントのために限定復刻したドレスが展示・販売されています。
このオープニング・パーティには、ジル・ロマンはじめモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーが出席しましたが、東京バレエ団からも吉川留衣、渡辺理恵、小川ふみ、二階堂由依、柄本弾、谷口真幸、森川茉央、佐藤瑶の8名が参加し、パーティに華を添えました。
パーティーで東京バレエ団のダンサーたちに任せられたのは、ジャンポールさんがデザインした洋服や衣裳を、パーティーに出席したお客様に魅力的にお見せすること。
パーティーがはじまる前、ジャンポールさん自らがフィッティングを手がけ、ダンサーたちは続々とマヌカンに変身。
女性ダンサーは、ジャンポールさんのコレクションから、それぞれの個性に合わせてジャンポールさんが選んでくれたドレス姿で、パーティ会場を彩ります。
艶やかな美しい色合いのドレスをまとったダンサーたちが会場に登場すると、お客さまの視線はダンサーたちに集中。
ダンサーならでは背筋の伸びたすっきりとした体型は、ジャンポールさんのシンプルで美しいラインのドレスにぴったり馴染みます。
洋服を変えるために、4人が階段に並んだときには、一斉にフラッシュが光り、まるで写真撮影会のような状態に。お客さまから「素敵ですね」という声をかけられつつ、モデルとしての役割を見事に務めていました。
一方、男性ダンサーは、実際に「ルミエール」で使われた衣裳を着用し、復刻ドレスのマネキンとともにショーウィンドウに。
マネキンを相手に、美しくポーズを決めて静止するダンサーたち。
何も知らずにショーウィンドウの前を通った方の中には、ダンサーたちを本物のマネキンだと思われた方もいらっしゃった様子。ダンサーがポーズを変えるために動くと、「マネキンじゃなかったの・・・」とのつぶやきも聞こえました。
ダンサーたちは最初こそ緊張していましたが、次第に滅多に経験することのできない"人間マネキン"を楽しむかのように、堂々と時にはユーモラスにポーズを決めていきます。その様子に、店内からも街頭からも注目が集まっていました。
満面の笑みを浮かべたジャンポールさんから、一人ひとりに「ありがとう」と声をかけていただき、最後に全員で記念撮影。
いつもの公演とは違う、華やかな一夜だけの舞台の幕が下りたのでした。
(ショーウィンドウの前で、ジャンポール・ノット氏と)
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