「ダンス・イン・ザ・ミラー」の初日まで、あと1週間。
初日を前に、この作品の構成・演出を手がける、モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督であるジル・ロマンが来日し、本日よりリハーサルを開始しました。
まずはオープニングの「現在のためのミサ」からスタート。
ダンサーたちは、衣裳のジーンズとTシャツ、そしてスニーカーを着用し、本番さながらのリハーサルを行いました。
昨夏の振り移しに続き、1月4日から振付指導をしてきた那須野圭右とともに、ダンサーたちの動きをしっかり見つめるジル。
「現代のためのミサ」は、これまでの東京バレエ団のベジャール・レパートリーにはないアップテンポで力強い音楽で、ダンサーたちはスタジオを所狭しとエネルギッシュに動きまわります。
ジルからは、手や足の角度、アクセントの付け方、倒れ方、場所取りに至るまで細かい注意が飛びました。ダンサーたちは、ジルのアドバイスをすぐに身体に叩き込み、1分1秒も無駄のないリハーサルが続きました。
緊張感に満ちたリハーサル中、ジルから突然「ここは、ブルース・リーのように!」というアドバイスが。
普段のリハーサルでは出ない言葉に、ダンサーたちの表情も一瞬ほころびました。
7つの作品の抜粋から構成される本作の、作品同士のつなぎはジルのアイディアが盛り込まれています。
「亡き偉大なベジャールへの祈りと、未来への希望」というコンセプトのもと、完成間近の新作「ダンス・イン・ザ・ミラー」。
衣裳や小道具の製作も、ジルの指示のもと、どんどん作業が進んでいます。
明日、明後日も休日返上でリハーサルが行われる予定です。
皆さま、初演の舞台をどうぞお楽しみに!
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