「ザ・カブキ」のリハーサルがつづく忙しい日々。そんななか、東京バレエ団一行が訪れたのは、高輪の泉岳寺です。浅野家とゆかりが深い泉岳寺は、討ち入りを果たした赤穂四十七義士の墓所として知られ、「ザ・カブキ」の物語のベースとなる歴史の舞台でもある場所です。 「ザ・カブキ」公演の前には、必ずこの場所を訪れ墓参りと公演成功祈願を行うのが、初演から30年間続く、東京バレエ団恒例の行事。
柄本弾をはじめ、プリンシパルも東京バレエ学校の生徒たちも、赤穂義士の墓前で静かに手を合わせました。
今回、初めて「ザ・カブキ」の由良之助を踊ることになった秋元康臣も、大石蔵之助の墓の前で静かに手を合わせます。 「実際にこの場に立ってみると、いろいろな思いが心にうかびました。いい時間でした。自分が踊る前日に今度は一人で来ようと思います」。
16日の公演で顔世御前を踊る、奈良春夏。いつもは、力強く凛としたイメージの奈良も静かに墓前で手を合わせ「気持ちが静かになり、心も身体も引締まります」といいます。 墓所のかたわらには、義士たちの氏名とそれぞれの墓の位置が刻まれた石版があり団員たちはひとり一人の名前を確認しながら、志を遂げた48名(1名は周囲の反対に遭い、討ち入り前に切腹した萱野三平)と主君・浅野内匠頭の生き方に思いをはせていました。
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