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レポート2021/10/25

「かぐや姫」第1幕(世界初演)制作現場より ― 衣裳パレード

金森穣振付「かぐや姫」第1幕 世界初演に向け、リハーサルと並行して装置や衣裳の準備が進められています。1021日には、1幕に出演するダンサー全員の本番の衣裳をチェックする通称"衣裳パレード"が東京バレエ団のスタジオで行われました。


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スタジオにはラックにかけられた衣裳が次々と運び込まれていきます。

この日は金森穣氏をはじめ、アシスタントをつとめる井関佐和子氏、衣裳デザインを手がけた廣川玉枝氏、衣裳製作の武田園子氏に加え、東京バレエ団の舞台を長年手掛ける立川好治氏(舞台監督)ら、本作にかかわるスタッフが見守る中、ダンサーたちが本番で着用する衣裳を身にまとい、その感触を確かめていました。


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作品冒頭に登場する緑の精の衣裳。金森氏自ら素材やフィット感、見え方を細かくチェックしていきます。


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主役のかぐや姫の衣裳を身にまとった足立真里亜1幕のかぐや姫はまだ若くて幼い少女という設定です。


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道児(かぐや姫の幼なじみ)の衣裳を着た柄本弾。まわりのダンサーやスタッフから「似合っている!」という感嘆の声がこぼれていました。

道児のヘアバンドは別のいくつかの素材も試されていました。さて、本番で登場するのは......?

 

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衣裳を着用したあとは、試しに実際の振付をいくつか踊り、動きやすさを確認していきます。また、舞台では衣裳が並んだ際の色味も重要になるので、同じ場面に登場するダンサー同士、衣裳を着て並んでチェックをすることも衣裳パレードの際の重要なポイントです。


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こちらは第1幕最後の衣裳を着用したかぐや姫役の秋山瑛。今回上演する第1幕では、かぐや姫が都に行くまでが描かれています。彼女が粗末な着物から宮廷風の衣裳に着替え、変身する場面もぜひご注目ください。

1幕にはこの他にも大勢の人物が登場します。彼らはどのような衣裳をまとっているのか......続きはぜひ劇場でお楽しみください。

>>>公演の詳細はコチラ

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