2017/03/09
東京バレエ団創立者 佐々木忠次 一周忌記念座談会
ギエム、「ボレロ」、「ザ・カブキ」・・・・
バレエの"美の化身"たち ――― その秘密と創作の舞台裏
東京バレエ団プリンシパルの上野水香が少女の頃から憧れていたのがバレエ界の革命児シルヴィ・ギエム。第一線で活躍する漫画家、桜沢エリカさんもやはりギエムに出会いバレエの魅力に開眼したといいます。
そして、19歳のギエムをいち早く日本に招き、日本でギエムや上野水香に不朽の名作『ボレロ』を踊らせたのが東京バレエ団創立者、佐々木忠次。鬼才モーリス・ベジャールに「忠臣蔵」をテーマに『ザ・カブキ』をつくらせ、日本のバレエ界を変革した佐々木は、2016年春にこの世を去りました。一周忌を迎える5月、佐々木の評伝『孤独な祝祭』の著者、追分日出子さんの進行により、2人の対談が行われます。
上野水香:バレリーナ
5歳よりバレエを始める。15歳でローザンヌ国際バレエコンクールにてスカラシップ賞を受賞後、モナコ公国のバレエ学校を首席で卒業。97年『くるみ割り人形の』金平糖の役で主役デビューを果たす。2004年東京バレエ団に入団。故モーリス・ベジャールに直接指導を受け、故ジョルジュ・ドン、シルヴィ・ギエムらとともに『ボレロ』を踊ることを許された世界でも数少ないダンサーの一人となる。
桜沢エリカ:漫画家
10代でデビューして以来、コミック誌やファッション誌など多方面で活躍中。女性の心情をリアルに描写した漫画やイラストを多く手掛けるほか、そのファッションセンスも注目を集める。91〜93年、『メイキン・ハッピィ』で人気が不動に。現在女性誌『女性自身』に昭和のスター達を描いた『スタアの時代』、WEBで猫たちとの暮らしを描く『もふっ♡とさせて』を連載中。
佐々木忠次:インプレサリオ
1933年東京生まれ。1964年に東京バレエ団を創立、主宰。700回を超える海外公演を行う世界的なバレエ団に育て上げた。1981年に日本舞台芸術振興会(NBS)を設立。ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など世界の一流オペラ公演を成功させた。2016年4月30日死去。享年83歳。
追分日出子:編集者/ノンフィクションライター
慶應義塾大学卒業。雑誌記者や『昭和史全記録』『戦後50年』『20世紀の記憶22巻』(以上毎日新聞社)など、時代を照射する企画の編集取材執筆に携わってきた。佐々木忠次氏とは、2000年にAERA「現代の肖像」の取材執筆にて知り合う。
【対談】 | 上野 水香 東京バレエ団プリンシパル × 桜沢 エリカ 漫画家 |
進行:追分日出子『孤独な祝祭 佐々木忠次』著者 | |
【日程】 | 5月13日(土)16:00〜17:30 |
【会場】 | 西武池袋本店 別館8階 |
【受講料】 | 3,844円(税込) ※池袋コミュニティ・カレッジ会員の方 3,304円(税込) |