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2016/04/13

東京バレエ団第30次海外公演 【4.20追記】ベルギー「第九交響曲」延期、来年1月に。

東京バレエ団は来る2016年5月、イタリアのサルデーニャ島にあるカリアリ歌劇場において30回目の海外公演を行う運びとなりました。海外公演の実施は昨年6月~7月のローザンヌ、モナコ公演(「第九交響曲」)以来となります。 本ツアーでは3人の現代バレエの巨匠の作品─モーリス・ベジャールの「春の祭典」、イリ・キリアンの「ドリーム・タイム」、ジョン・ノイマイヤーの「スプリング・アンド・フォール」によるプログラムを7回にわたって上演いたします。これら3作品の上演においては録音音源を使用することが多いのですが、今回はカリアリ歌劇場管弦楽団によってストラヴィンスキー、武満、ドヴォルザークらの名曲が演奏されます。とくに東京バレエ団が「ドリーム・タイム」を生演奏にのせて上演するのはこのたびが初めてのことです。 カリアリは、地中海の中でシチリア島に次いで大きい島、サルデーニャ島の南端の港町。サルデーニャ州の州都でもあるこの街に建つカリアリ歌劇場は、専属のオーケストラと合唱団を擁し、錚々たる指揮者たち─マゼール、クライバー、ムーティ、プレートル、ロストロポーヴィチ、メータ、アシュケナージ、ブーレーズ、シノーポリ、ロジェストヴェンスキー他をはじめ、有名歌手、ソリストらと共演を重ねてきた輝かしい歴史をもちます。 東京バレエ団がこのカリアリ歌劇場で公演を行うのは1986年の第9次海外公演以来30年ぶり2度目(旧劇場で公演)。1986年はモーリス・ベジャール振付の「ザ・カブキ」を世界初演した年で、東京バレエ団はこの話題作を携えてヨーロッパを席巻。現地でも当時のことが強い記憶となって残っているようです。その後も東京バレエ団はイタリア各地でたびたび公演を行っており、この地で根強い人気を保つベジャールの出世作にしてマスターピース「春の祭典」をはじめ、20世紀の巨匠振付家たちの名作を集めた今回のプログラムは、当地で熱狂的に迎えられるに違いありません。 東京バレエ団はこれまでの海外公演で30か国153都市において747公演を行っておりますが、今回のツアー終了後には30か国153都市において754公演まで記録を更新する予定です。東京バレエ団創立以来の伝統である海外公演に、どうぞご注目ください。 東京バレエ団第30次海外公演日程 ◆イタリア、カリアリ歌劇場 Teatro Lirico di Cagliari 2016年 5月25日(水)① 20:30 / 5月26日(木)② 20:30 / 5月27日(金)③ 20:30 5月28日(土)④⑤ 16:00/21:00 / 5月29日(日)⑥⑦ 16:00/21:00 (全7回公演) 演目: 「スプリング・アンド・フォール」 Spring and fall ジョン・ノイマイヤー 振付、アントニン・ドヴォルザーク 音楽 「ドリーム・タイム」 Dream time イリ・キリアン 振付、武満徹 音楽 「春の祭典」 The rite of spring (Le sacre du printemps) モーリス・ベジャール 振付、イーゴリ・ストラヴィンスキー音楽 指揮: ニコラ・ブロシュ Nicolas Brochot 演奏: カリアリ歌劇場管弦楽団 Orchestra del Teatro Lirico di Cagliari 【4.20追記】 東京バレエ団第30次海外公演 ベルギー「第九交響曲」延期、来年1月に。  東京バレエ団は第30次海外公演の一環として、モーリス・ベジャール・バレエ団と合同による「第九交響曲」を、5月20日~22日にベルギーのブリュッセル(会場フォレスト・ナショナル)において4回上演する予定となっておりました。しかし昨年11月のパリ同時多発テロ事件に加えて、直接的にはこの3月にブリュッセルの空港と地下鉄駅で起こった連続テロ事件の影響により、このたび公演延期の決定の連絡が主催者から入りました。    既報の通り、昨年実施された「第九交響曲」ローザンヌ公演では、5000人の観客を収容する会場パティノワール・ド・マレが5日間超満員になった実績があり、モーリス・ベジャール・バレエ団(元20世紀バレエ団)のかつての本拠地であるブリュッセルでの成功も間違いないと思われていただけに、まことに残念な運びとなりました。また、東京バレエ団をこの3月に定年退団し、4月からモーリス・ベジャール・バレエ団の活動に参加している吉岡美佳も、この「第九交響曲」公演に出演する予定でした。    なお「第九交響曲」は、2017年新年初頭の1月6日~8日に延期して公演が実施される予定です。