既報の通り、東京バレエ団プリンシパルの上野水香が令和3年度（第72回）芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しました。この受賞記念公演の第2弾として、来年2月、受賞理由にもあげられたモーリス・ベジャール振付「ボレロ」を含む、上野水香の代表作をそろえた〈上野水香オン・ステージ〉の開催が決定しました。

類いまれなプロポーションと柔軟性、舞台人としての華を備えた上野水香は、デビュー当初から東京バレエ団にプリンシパルとして入団し現在に至るまで、つねに第一線で活躍してきました。その代表作といえば、まず長い手足と柔軟性を活かした「白鳥の湖」。東京バレエ団入団直後から踊り続けて近年「ようやく自分の表現が見えてきた」と語り、芸術選奨でも「新境地を拓いた」と評価されたベジャールの「ボレロ」。そして若い頃から振付家本人に高く評価されたローラン・プティの作品です。これらに、上野本人が憧れ、踊ることを切望したルドルフ・ヌレエフ振付「シンデレラ」を加えて、ゲスト・アーティストに迎えるマルセロ・ゴメス、近年のパートナーである柄本弾らとともに上野水香が踊ります。

いっぽう東京バレエ団は昨年、今年の〈HOPE JAPAN〉ツアーにおける18回の上演で練度を増したマリウス・プティパの「パキータ」と、もう一つの自慢のレパートリーであるイリ・キリアンの「小さな死」を披露します。

これまで上野水香の舞踊人生を見守り、応援してくださった皆様への感謝の意を込めて、彼女が東京バレエ団の仲間たちと贈る特別公演にどうぞご期待ください。

公益財団法人日本舞台芸術振興会

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ゲスト・アーティスト：マルセロ・ゴメス　

「白鳥の湖」第2幕より、「シンデレラ」よりパ・ド・ドゥ、「ボレロ」「小さな死」「パキータ」

「白鳥の湖」第2幕より、「シャブリエ・ダンス」「チーク・トゥ・チーク」「ボレロ」「小さな死」「パキータ」

音楽：ピョートル・チャイコフスキー、振付：レフ・イワーノフ

出演：上野水香、マルセロ・ゴメス、東京バレエ団

音楽：モーリス・ラヴェル、振付：モーリス・ベジャール

出演：上野水香、東京バレエ団

「シンデレラ」よりパ・ド・ドゥ　＊Aプロのみ

音楽：セルゲイ・プロコフィエフ、振付：ルドルフ・ヌレエフ

出演：上野水香、マルセロ・ゴメス

「シャブリエ・ダンス」　＊Bプロのみ

音楽：AM.シャブリエ、振付：ローラン・プティ

出演：上野水香、柄本弾

「チーク・トゥ・チーク」　＊Bプロのみ

音楽：アーヴィング・バーリン、振付：ローラン・プティ

出演：上野水香、マルセロ・ゴメス

音楽：ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト、振付：イリ・キリアン

出演：東京バレエ団

音楽：レオン・ミンクス、振付：マリウス・プティパ

出演：秋山瑛、宮川新大（Aプロ）、涌田美紀、秋元康臣（Bプロ）、東京バレエ団

上演予定時間：約2時間（休憩含む）

音楽は特別録音による音源を使用します。

会場：東京文化会館（上野）

※上記の演目、出演者は2022年9月16日現在の予定です。