レパートリー

「まりも」

振付:アレクセイ・ワルラーモフ、スラミフィー・メッセレル
音楽:石井 歓
装置:三林亮太郎
衣裳:川路龍子

 北海道の阿寒湖に群生する"まりも"についてのロマンティックなアイヌの伝説を題材に、石井歓の音楽、ワルラーモフ/メッセレルの振付・演出によって壮大なグランド・バレエ形式で創作されたオリジナル作品。本作が初めて発表されたのは1962年6月、旧東京バレエ学校時代のことで、装置は妹尾河童、衣裳は緒方規矩子が担当した。東京バレエ団が発足してからもレパートリーとして引き継がれ、ソビエト公演等でも好評を博した後、1967年の3周年記念公演の際に美術・衣裳を一新して上演された。