レパートリー

「タムタム」

振付:フェリックス・ブラスカ
音楽:ジャン=ピエール・ドゥルエ、ピエール・チェリザ

 ブラスカはこの作品を1970年にエスパース・力ルダン劇場のために創作したその初演は8人の舞踊手で構成されたが、東京バレエ団のために24人に拡大して振付け直した。ブラスカは自身のバレエ団のアフリカ公演でインスピレーションを得てこの作品を創造したと思われるが、洋楽の打楽器とトムトムの二人の実者によって奏されるこの音楽は、即興音楽のようにきこえるけれども実際ははきわめて的確な一連のリズムによって構成されている。舞台の舞踊手たちのそばで演奏する時、音楽家はこのリズムの中に無数のヴァリエーションを見いだすことができる。