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2013/05/17

2012年度ポワント基金 ポワント支給のご報告

東京バレエ団創立45周年を記念して2009年8月に発足した「ポワント基金」も、今年で5年目を迎えました。
今年も、昨年度(2012年4月1日-2013年3月31日)中にお寄せいただいたご寄付により、46名の女性ダンサーたちにポワントを支給。
4回目となった今年は、昨年度より約50足多い、396足のポワントを支給することができました。
皆様からいただいたたくさんのポワントを並べ、ポワントと向き合っている姿からは、喜びがあふれています。
皆様からの暖かいご支援に、心より御礼申し上げます。

今年度は、女性ダンサーたちはポワントで踊る作品の上演が多く、足を強化するためにもクラスレッスンからポワントを履いているダンサーの姿が目立ちます。
現在、来週の<マラーホフの贈り物ファイナル!>で上演される「白鳥の湖」2幕、「バレエ・インペリアル」、6月のラコット版「ラ・シルフィード」、「ジゼル」鎌倉公演のリハーサルが同時進行で行われているため、女性ダンサーたちはほとんど1日中ポワントを履いています。

これらの公演に出演を予定している今年4月に入団したばかりの新入団員たちも初舞台に立つ前に、ポワント基金によって東京バレエ団を応援してくださる皆様の暖かいお心に触れ、初舞台に向けてさらに気持ちが引き締まった様子でした。

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ポワントは、バレエ芸術の美の象徴。女性ダンサーたちは、このポワントで美の世界を表現します。
しかし、そのポワントは1足1足が職人による手作りのため、ひとつとして同じものがなく、またとても繊細で、
手入れにもかなりの時間と手間がかかります。その上、1カ月で3-5足、年間では30足近くを履きつぶしてしまう消耗品です。
そのため、皆様からの継続的なご支援は、女性ダンサーたちの大きな支えとなっています。

このポワント基金を今後も継続していけますよう、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。
ご支援くださる皆様への一番の御礼は、よりよい舞台をお届けすることと、皆思っております。
舞台での成果にご期待いただき、今後とも変わらぬ継続的なご支援をお願い申し上げます。

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