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2014/07/01

東京バレエ団 第27次海外公演2 イタリア 速報!

東京バレエ団第27次海外公演報告2
大成功に終わったローマ・カラカラ野外劇場公演

20140701_01.jpg(c)Corrado Falsini

このたび、東京バレエ団は6月27日と28日に3カ国3都市を巡る第27次海外公演の最終公演にしてハイライト、ローマ公演を行いました。これまで東京バレエ団はイタリアでは4度20回にわたるミラノ・スカラ座への出演をはじめ、ヴェネツィアのサン・マルコ広場やフェニーチェ歌劇場、フィレンツェの春・音楽祭などで14度にわたって通算113回の公演を行っておりますが、首都ローマでの公演は今回が初めてのこと。

本公演は、今回のツアーの掉尾を飾るに相応しい、1937年より開催されている夏のローマの風物詩、ローマ歌劇場主催の華やかなフェスティバル──古代ローマ時代の遺跡であるカラカラ浴場跡にステージを組んだカラカラ野外劇場で行われる <カラカラ祭(FESTIVAL DI CARACALLA 2014)> の一環として上演されました。公演の前日26日には、歌劇場にて記者会見が行われ、カルロ・フオルテス ローマ歌劇場総裁、ミシャ・ヴァン・ノック ローマ歌劇場バレエ芸術監督出席のもと、飯田宗孝芸術監督以下、プリンシパルの吉岡美佳、上野水香、柄本弾、他がイタリアのジャーナリストたちに向けて公演への意気込みを語りました。

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初日前日、6月26日にはローマ歌劇場で記者会見が行われた
(c)Corrado Falsini

古代ローマ遺跡として名高い観光地(カラカラ浴場)で披露したのは、20世紀の巨匠振付家モーリス・ベジャールの『ギリシャの踊り』『ドン・ジョヴァンニ』『春の祭典』の3作品。

20140701_03.JPG開演前のカラカラ野外劇場の様子 (c)NBS

初日27日、辺りはいまだほの明るい夏のイタリアの午後9時過ぎ。遺跡を背景にした特設舞台に、ダンサーが現れ『ギリシャの踊り』がスタート。この日のソロは柄本弾。ギリシャの紺碧の海を思わせる青い照明やシーンに合わせて変化していく照明に彩られた遺跡を背景に、躍動的な踊りが披露されました。

20140701_04.jpg『ギリシャの踊り』 (c)Corrado Falsini

徐々に夜の帳が降り、女性陣の生気に満ちたヴァリエーションが立て続けに披露される『ドン・ジョヴァンニ』(ヴァリエーション6:上野水香)。

20140701_05.JPG『ドン・ジョヴァンニ』 (c)Corrado Falsini

そして最後に、ベジャールの最高傑作『春の祭典』と続きました。この日の生贄は吉岡美佳と梅澤紘貴。暗闇に包まれた神秘的な空気の中で、巨匠ベジャールが描いた"生命の儀式"が力強く踊られ、爆発的な生命賛歌の儀式が終わると、4000の客席をほぼ埋め尽くした観衆はいっせいに拍手喝采。続けて観客が足を踏み鳴らす地鳴りのような音が繰り返し響き渡り、公演の大成功を決定的に印象付けました。

20140701_06.JPG『春の祭典』 (c)Corrado Falsini

終演後の楽屋には、往年のイタリアの名プリマ・バレリーナ、日本にも世界バレエフェスティバルでたびたび来日したカルラ・フラッチや河野雅治・在イタリア日本国大使夫妻が訪れ、ダンサーに賛辞を贈ってくれました。

20140701_07.JPG(c)NBS

翌日も同3演目が別キャスト(『ギリシャの踊り』(ソロ:梅澤紘貴)、『ドン・ジョヴァンニ』(ヴァリエーション6:渡辺理恵)、『春の祭典』(生贄:岸本秀雄、奈良春夏))で披露され、万雷の拍手を浴びました。

20140701_08.JPG春の祭典』 (c)Corrado Falsini

東京バレエ団は本ツアーを終え、30カ国152都市において738公演を達成しました。

※ 第27次海外公演の全日程については、こちらをご参照ください。