2022/12/26
このたび、令和4年度(第77回)文化庁芸術祭の関東参加の部において、 10月に上演した東京バレエ団「ラ・バヤデール」が栄えある大賞を受賞しました。
【授賞理由】
古典バレエ名作の、非の打ち所のない名演である。主演の上野水香は三角関係の愛憎に翻弄される古代インドの巫女=バヤデールを神秘性といじらしさをもって造形し、恋人役の柄本弾、恋敵役の伝田陽美とともに迫真のドラマを描ききった。定評のある群舞にもさらに磨きがかかり、名場面「影の王国」では永遠を感じさせる霊的な世界を現出させた。
上野水香演じるニキヤと柄本弾演じるソロル。
第2幕「影の王国」より
photos: Koujiro Yoshikawa