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2023/11/24

追悼 北原秀晃氏(初代東京バレエ団芸術監督)

東京バレエ団の初代芸術監督でプリンシパルも務めた北原秀晃氏がこの11月22日に逝去されました。享年83歳でした。

北原秀晃氏は1964年東京バレエ団創設時から1978年まで芸術監督、プリンシパルを務め、「白鳥の湖」「ジゼル」「くるみ割り人形」等の古典全幕から「まりも」等の創作まで初期のレパートリーの多くに主演、また指導を行ってバレエ団を芸術面で牽引しました。海外公演でも活躍し、とくに1970年の第2次海外公演においてパリで第8回国際バレエ・フェスティバルに参加した際に、友田優子、友田弘子氏とともに踊ったアレクサンドル・ゴールスキー振付「海と真珠」の演技は絶賛され、北原氏はフランスの新聞で「日本のヌレエフ」と称されました。この「海と真珠」は1976年に開催された第1回世界バレエフェスティバルのガラ・パフォーマンスでも披露されました。

北原氏の生前の東京バレエ団への多大なるご尽力に感謝申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


公益財団法人日本舞台芸術振興会
東京バレエ団


「海と真珠」40年史より-2.jpgのサムネイル画像
海外公演でも話題を呼んだ「海と真珠」
(写真中央:北原秀晃)