今年も残すところあと2週間となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
東京バレエ団は今年、創立45周年の記念の年として年明けから新作を含む、多彩なラインナップを展開し、12月12日(土)の「くるみ割り人形」岩国公演をもって、2009年全49公演が終了いたしました。
今回は、年内最後の公演となった、「くるみ割り人形」岩国公演の様子をお伝えします。
東京バレエ団のダンサーたちは公演2日前の10日(木)のクラスレッスン終了後、岩国へ移動しました。
岩国までは、新幹線と在来線で5時間の移動!
新幹線の中では、本を読んだり、休んだり、音楽を聴いたり、ゆっくり話をしたり、それぞれ思い思いに過ごしていました。
国内外で公演を行い、いろいろな劇場、環境で踊ってきたダンサーたちは、もうすっかり旅慣れていて、どんな場所でもすぐに自分のペースに。
さすがです!
岩国に移動した翌日11日は、劇場にてレッスンと舞台リハーサルが行われました。
東京バレエ団が岩国で公演を行うのは、今回が初めて。
皆、初めての劇場の感触を確かめるように入念にリハーサルを行いました。
本番当日は、11:00からの1時間半のクラスレッスンが一般公開され、約150名のお客様がご来場くださいました。
会場には、バレエを習っているとおぼしきお子様の姿が多く見受けられ、皆様レッスンの様子を熱心にご覧になっていました。
クラスレッスンでは、ダンサーたちは体を作り、日々の調子を確かめているため、レッスン中のダンサーたちはとても自然体です。
クラスレッスンを通じて素顔のダンサーたちを少しご覧いただけたことで、皆様により親近感をもっていただけたのか、開演前の客席からはとても温かい空気があふれていました。
そして、舞台は定刻通り開演。
岩国公演の主演をつとめたのは、11月21日(土)の<マイ・キャスト>公演で初主演を果たした佐伯知香、松下裕次。
東京公演で初主演を果たし、大きく成長した2人からは、より一層クララと王子の雰囲気が溢れていました。
会場にお越しいただきました皆様には、東京公演同様に温かい拍手をいただき、忙しかった45周年記念の年の締めくくりにふさわしい、温かい舞台となりました。
2010年は1月の「ラ・シルフィード」からスタートします。
来年も応援よろしくお願いします。
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