東京バレエ団初演「オネーギン」が、いよいよ明日初日を迎えます。
東京バレエ団にとって「オネーギン」の上演は長年の悲願でもあり、いつも以上の緊張感の中、リハーサルが進められてきました。
今週月曜日から舞台の仕込みが始まり、ダンサーたちは火曜日から劇場入りし、舞台稽古を開始しました。
昨日は、2日目キャストでゲネプロが行われ、本日は初日キャストによる2回目のゲネプロが行われました。
(本日のゲネプロより)
ミュンヘン・バレエからお借りしているユルゲン・ローゼの舞台装置は、深みのある色合いが美しくとても立体的で、小道具もひとつひとつ丁寧な細工がほどこされた、こだわりぬかれたものばかり。
また、このブログでもすでにご紹介している衣裳も、同じくミュンヘン・バレエからお借りしたユルゲン・ローゼのデザインものですが、舞台に現れると、繊細な照明と合わさって舞台はますます美しく彩られています。
さらにはチャイコフスキーによる音楽の美しさ、ドラマティックな物語、超絶技巧のリフトの数々と、見所をあげるときりがないこの作品。
きっと、皆さまにお楽しみにいただけることと思います。
ゲネプロ終了後、振付指導をしてくださっているリード・アンダーソンさんにお話をうかがいました。
「とてもすばらしい舞台稽古でした。
『オネーギン』のような作品は単にステップを
踊ればよいというわけではありません。
それぞれのダンサーが役のことをきちんと把握し、
ひとつひとつのステップに込められた意味を理解し、
それを積み重ねていくことが大切なのです。
そして、舞台上でそれぞれが共鳴しあっていくこと。
舞台で展開されるものがリアルであればあるほど、
ご覧になっているお客様に感動を与えることができるのです。
東京バレエ団のダンサーたちは一人ひとりが何をすべきなのかを理解し、
それをきっちりと表現して、
東京バレエ団の『オネーギン』を見事に作り上げています。
ほんとうに満足しています」
いよいよ明日が初日。
吉岡美佳・高岸直樹、斎藤友佳理・木村和夫、田中結子・後藤晴雄、3キャストそれぞれの「オネーギン」を創り上げています。
東京バレエ団が日本のバレエ団として初めて取り組むこの名作に、どうぞご期待ください!
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