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公演情報2014/11/16

「くるみ割り人形」エフゲーニャ・オブラスツォーワ インタビュー[後編]

14-12Obraztsova13_©_by_damir_yusupov.jpg

---クリスマスはいつもどう過ごされていますか?

「いつも家族で祝います。クリスマスは冬の祭日のなかでたぶん一番素敵な日だと思う。何よりも大切なことは教会に行くことです。そのあと家族で温かい食卓を囲みます。たくさんのプレゼントにたくさんの友人との会話。素晴らしい日です」

---先のシーズンでもボリショイ劇場で『オネーギン』や『椿姫』などご自身にとって初めての作品を踊られましたね。いくつかの作品はモスクワの女優さんとともに役作りをしたと伺っています。

「ええそれは私のアイディアです。ドラマティックで複雑な心理表現が必要な役のときはいつもそうしています。演劇の役者さんか、もしくは演技の先生にいつも助けてもらっています。

どういう役柄か、ということは振付家が示してくれるものだけど、それ以外に自分自身で理解することが必要な部分もあります。それだから私には女優さんの助けが必要なんだと思います。女優さんとだいたいは話し合うんですね、自分が演じる人物はどんな人間か、どんな行動をとる人か、ということを。そのあと今度は自分ひとりで役の舞踊的イメージを作り上げるときに、話し合ったことが活きてくるんです。でももちろん振付には影響しません。これは私が作り上げる心理描写の部分の話です」

---日本の観客にメッセージをお願いします。

「もちろん私はいつも日本へ行くのが好きです。大切に思っています。日本の皆さんはバレエを本当に愛していて、公演のあとにも心からの感激を表してくれるのですから。怪我のせいで今まで日本に行くことができずに『ドン・キホーテ』をキャンセルしてしまいましたが、今はかなり良くなっているので私自身嬉しいです。11月には舞台に出る予定ですから、東京公演は復帰後まもない公演になるでしょう」

●「くるみ割り人形」公式サイト>>>

インタビュー&文:斎藤慶子(舞踊史研究家)

photo : Damir Yusupov

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