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公演情報2014/11/18

「くるみ割り人形」マライン・ラドメーカー インタビュー[後編]

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---シュットガルト・バレエ団では、今シーズン冒頭の演目『レオンスとレーナ』全幕のファーストキャストとして主役を務める等、充実した日々を送られているようです。ラドメーカーさんの近況を教えてください。

「念願だった『オネーギン』の標題役を、バンコク公演(10月末)で初めて踊る予定です。この作品の男性ダンサーの全パートを踊ることになるんですよ」

---ロマンティックな容姿ゆえ、屈折した役柄に配役される機会が少ないと、以前、おっしゃっていましたね。

「シュツットガルトは多彩なレパートリーを持っていますが、やはりクランコのドラマチックな作品を演じることは、団員の誇りです。私達はクランコ作品に鍛錬された、演技のできるダンサー集団なのですから。タチヤーナ役のエリザ・バデネスと、試行錯誤をしながら役作りをしています。彼女と踊っていると感情が自然に溢れ出し、言葉で説明する必要がないほどです。振付に駆り立てられるように疾走しています」

---『くるみ割り人形』公演に向けて、メッセージをお願いします。

「東京バレエ団の芸術監督と、アーティスティック・アドバイザーのウラジーミル・マラーホフさんと共に舞台を作り上げていくのが楽しみでなりません。観客の皆さんにクリスマスにふさわしい、幸せに満ちた時間を楽しんでいただけるよう、ベストを尽くします。劇場でお会いしましょう」

 なお、本インタビューの数日後、ラドメーカーがオランダ国立バレエ団に移籍することが公式に発表された。本人の公式ホームページには、シュツットガルトでの15年にわたる経験を糧に母国に戻り、オランダ国立バレエ団の多彩なレパートリーに挑戦し、ダンサーとして歩み続けたい、とのコメントが寄せられている。来年1月に上演されるバランシン振付『ジュエルズ』が、オランダ国立バレエ団プリンシパルとしてのデビューの舞台になる模様だ。

 オランダで新生面を開く選択をしたラドメーカーの前途に注目したい。

●「くるみ割り人形」公式サイト>>>

インタビュー&文:上野房子(ダンス評論家)

photo : Stuttgart Ballet

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