12月18日に河谷まりあと宮川新大がメルボルンのオーストラリア・コンセルバトワールで「コッペリア」全幕に主演しました。
これは、元オーストラリア・バレエ団芸術監督のメイナ・ギールグッドさんが、自身の振付・演出作に2人が主演することを強く望み実現したもので、河谷と宮川は12月4日に日本を立ち、約2週間のリハーサルを重ねて本番に臨みました。
「最初は海外でゲストとして主演することが不安でした。メイナさんから、"まりあにスワニルダをやって欲しい、まりあしかいない!"と言われ、その言葉を信じで頑張りました。
校長先生のクリスティーヌさん自らが衣裳を作ってくださったり、ご主人のリカルドさんもサポートを教えてくださったり。皆さんが温かく見守ってくださるからこそ、真ん中をやらせていただく意味、プロフェッショナルでならなければならないと強く感じて本番に臨みました。
オーストラリアのお客様は舞台の最中でも笑ったり、立ちあがったり、感情を素直に表現してくださいます。もっともっと舞台を楽しんでいただきたいと思う気持ちが湧きあがってきましたね。
リハーサルが2週間しかありませんでしたが、メイナさんは目線や指先にまで細かく指導してくださり、私のいろんな引き出しを開けていただいたように思います」(河谷まりあ)
この公演の成功には、校長先生のクリスティーヌさんやご主人のリカルドさんのサポートがあってこそだったと、河谷、宮川ともに口を揃えます。自宅に招いてくださったり、食事に連れ出してくれたりと、メイナさんともども、2人がリラックスして舞台に上がれるように、細やかな心くばりをしてくださったそうです。
「2週間連日8時間のリハーサルというハードな生活でしたが、みなさん良い方たちで温かく迎えてくださり、楽しくオーストラリアでの日々を過ごすことができました。
僕にとってこの「コッペリア」が人生初の全幕主演でした。集中力と体力のコントロール、そして「コッペリア」ならではのマイムなど、経験したことのないことへの挑戦でしたが、公演はとても盛り上がり、スタンディングオベーションしてくださった方もいらっしゃいました。今回、僕たちを主役に推薦してくださったメイナさんもボロボロ泣いて"よかった!"と言ってくださって。
4月の「ラ・シルフィード」前に、全幕主役の流れを勉強させていただき、それを4月にもつなげられればいいと思っています。とても良い経験をさせていただきました」(宮川新大)
2週間という短いリハーサル期間に加え、1日2回公演というハードな経験をした2人。一回り大きく成長した姿を、4月の「ラ・シルフィード」のジェイムズ(宮川:4/29)とエフィー(河谷:4/30)で見せてくれるに違いありません。どうぞ、ご期待ください。
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