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レポート2016/01/20

「白鳥の湖」公開リハーサル&懇親会レポート

 ブルメイステル版『白鳥の湖』バレエ団初演を半月後に控えた1月15日、東京バレエ団は同作の公開リハーサルを実施、斎藤友佳理芸術監督の陣頭指揮で、第2幕、第3幕のリハーサルが披露されました。  第2幕、白鳥たちのコール・ド・バレエの中心にいたのは、2月6日に主役を踊る渡辺理恵、秋元康臣のペア。斎藤、バレエ・ミストレス佐野志織らの傍らには、新年から指導に参加している元ボリショイ・バレエ・プリンシパルのニコライ・フョードロフ氏の姿も。3日目に主役を踊る川島麻実子、岸本秀雄組も、彼のアドバイスにじっと耳を傾けます。  続く第3幕、各国の踊りのダンサーたちが次々と登場しますが、ブルメイステル版では、彼らはすべてロットバルトの手下という設定。皆、王子がオディールに愛を誓うよう猛烈なアピールを繰り広げます。身を乗り出して指示を出すのは、昨年8月に続いて再来日したキャラクターダンスの指導者、マルガリータ・ルアノ氏。場の熱気が徐々に高まると、初日に主役を務める上野水香・柄本弾によるグラン・パ・ド・ドゥが始まり、やがてコール・ド・バレエも一体となってクライマックスへ──。  リハーサル終了後の記者懇親会で斎藤は、バレエ団の原点ともいえる『白鳥の湖』を上演するにあたり、新たにブルメイステル版を選んだ理由として、ロシアで最初に観て心を動かされたことと、この第3幕のグラン・パ・ド・ドゥを挙げます。「コーダでは何十人ものコール・ド・バレエが必要。皆で力を合わせ、東京バレエ団のいちばんの強みが出せる作品なのです」。ブルメイステルの演出意図に沿うよう、同作品を初演したモスクワ音楽劇場の衣裳を借り、さらには東京バレエ団のスタッフで力を合わせ、新たに舞台装置を制作したことにも触れました。  第3幕について尋ねられたルアノ氏は、「ドラマティックな要素が非常に強い。各国の踊りのダンサーたちは皆、悪の力をもってジークフリート王子の意識を虜にするという目的のために登場します」。オデット/オディール役のダンサーたちも「ブルメイステル版はより大きな力でドラマを伝えることのできる作品」(上野)、「これまで疑問に思っていたことが、一つひとつ解けていくよう」(渡辺)、「お客さまにとってもわかりやすい作品と思います」(川島)と、その魅力を紹介しました。王子役の指導について尋ねられたフョードロフ氏は「3人には自分らしい王子を演じてほしい。私のコピーではなく、他の人の真似もしてほしくないのです」と彼らを激励しました。  本番までの残された時間、「何をすべきか明確に見えてきた」と話していた斎藤。スタッフ、ダンサーが一丸となって創り上げる舞台に、どうぞご期待ください。 写真④.jpg

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