ブログ

ブログ Blog一覧に戻る

海外ツアーレポート2018/10/26

第33次海外公演(オマーン)ダンサーレポートその2〜二瓶加奈子

『ラ・バヤデール』オマーン公演のレポート第二弾は、この公演でガムザッティ役デビューを飾った二瓶加奈子の登場です!

初めてガムザッティを踊りました
海外公演から無事に戻ってまいりました、二瓶加奈子です。
そうなんです、今回オマーン公演の『ラ・バヤデール』では、初めてガムザッティを演じました。

★IMG_3249.jpg

ロイヤル・オペラハウス・マスカットにて。
もう一人のガムザッティ、伝田陽美さんと。

こうした大役に初めて臨む場合、普通、結構前からわかっていたりして、それなりに心の準備をして、リハーサルをしっかりやって、というものじゃないかと思っていたのですが──、今回はちょっと違いました(笑)。
世界バレエフェスティバル開催期間中、『ラ・バヤデール』振付指導のオリガ・エヴレイノフ先生がいらして指導していただいたのですが、その頃に、私、ガムザッティやるのかな、やるみたいだな......、という流れでリハーサルに入り、でもその後、めぐろバレエ祭り〈夏祭りガラ〉の『パキータ』の主役などにキャスティングされていて──これもまた私にとっては緊張する大役でしたから、結局、ガムザッティのリハーサルに本格的に取り組めたのは本番前の3週間くらいだったのでした。
先生方や(奈良)春夏さんにいろいろとご指導いただきながら、取り組んできましたが、これまでいろんな役を踊ってきたなかで、実は、本格的に演技する役柄を演じるのは初めて!! 舞台の上で喜怒哀楽を出す、ということに、最初はとても戸惑いを感じていました。


オリガ先生からは、「もっと出して!もっと!」とアドバイスをいただいていたのですが、踊りを見せるだけではなく、国王のお嬢さまとしての「風格」を感じさせなければいけない。
さらに、考えすぎて顔の表情だけで演技してしまうようではダメで、しっかり「目」と「身体」で表現し、お客さまに伝わるよう演技することが求められます。
これがとても難しいのだけれど、次第に掴めるようになってきてからは、その楽しさを実感できるようになりました。

→この続き、レポート全文はクラブ・アッサンブレ会員限定サイトでご覧ください

カテゴリー

最近の記事

ブノワ舞踊賞2024 ガラ・コンサートに秋山瑛、柄本弾、宮川新大が出演

ボリショイ劇場の前で。柄本弾、秋山瑛、宮川新大審査委員を務...

【特別寄稿】クランコ版「ロミオとジュリエット」の魅力、あるいは"萌え"どころ

今週金曜日から後半の公演が始まる「ロミオとジュリエット」は、...

「ロミオとジュリエット」リハーサル見学レポート

新緑がまぶしい連休明け、東京バレエ団では5月24日から開演す...

新制作「眠れる森の美女」公開リハーサル&囲み取材レポート

あと1週間ほどで、創立60周年記念シリーズの第二弾、新制作『...

クラブ・アッサンブレ会員限定イベント 「かぐや姫」スペシャル・ダンサーズトーク

2023年10月20日(金)〜22日(日)、ついに世界初演を...

「かぐや姫」第3幕 公開リハーサル レポート

 全幕世界初演までいよいよ2週間を切った「かぐや姫」。10月...

第11回めぐろバレエ祭り 現地レポート

バレエ好きにとっての夏の風物詩。今年も8月21日(月)〜27...

子どものためのバレエ「ドン・キホーテの夢」3年目を迎えて -涌田美紀×池本祥真

見どころが凝縮され、子どもたちが楽しめるバレエ作品として人気...

ハンブルク・バレエ団 第48回〈ニジンスキー・ガラ〉に出演して ―伝田陽美&柄本弾

7月9日、ハンブルク・バレエ団による、第48回〈ニジンスキー...

東京バレエ団第35次海外公演(オーストラリア、メルボルン)「ジゼル」公演評

7月22日最終公演のカーテンコール オ...