10月17日(土)に、12月12日(土)の「くるみ割り人形」岩国公演に先駆けて、東京バレエ団団員によるワークショップが行われました。
このワークショップには、吉川留衣、矢島まいの2名が参加。
公演を皆様により楽しんでいただけるよう、吉川と矢島のスペシャル・トーク、そして2人が講師を務めた女性のためのストレッチ講座の2部構成で行われました。
お客様の前で踊る機会が多い2人ですが、マイクを持って大勢の方の前で話をするのは今回が初めてのこと。2人とも緊張した面持ちでトークに臨みました。
トークでは、映像や写真も交えながら、「くるみ割り人形」の作品の紹介、バレエの基礎情報など、多岐に渡ってお話させていただきました。
お越しになった方は、バレエを習っている方や過去に習っていたという方が多く、2人の話に熱心に耳を傾けてくださいました。
最後の質問コーナーでは、多くの方から質問をいただき、約1時間半に渡るスペシャル・トークは、終始和やかな雰囲気で終了しました。
スペシャル・トークの後は、着替えを済ませてストレッチ講座へ。
稽古着に着替えると、先ほどの緊張感が抜け、いつもどおりの溌剌とした2人の表情に。
募集からすぐに定員に達したこのストレッチ講座には、バレエを習っているお子様からまったくバレエ経験のない大人の方まで、30名が参加してくださいました。
2人はバレエの動きを取り入れたストレッチを、「くるみ割り人形」の音楽にあわせて指導。
熱心な皆様につられるように、吉川、矢島の指導にも熱が入りました。
1時間半に渡る講座の最後には、2人が持参していたトウ・シューズを取りだし、少しだけプロのテクニックを披露。
間近で見るその姿に、皆さん興味津々の様子でした。
東京バレエ団が岩国で公演を行うのは、今回が初めてです。
今回の講座で、岩国の皆さんに東京バレエ団のことを少しだけ身近に感じていただけたのではないでしょうか。
岩国公演は12月12日。
岩国にお住まいの方、お近くにお住まいの方はぜひご来場ください。
東京バレエ団公演「ジゼル」公演が、11日(木)に開幕しました。
初日に続き昨日、ゆうぽうとホールでは十文字学園中学・高等学校の学校貸切公演が行われました。
客席は、元気いっぱいの女子生徒の皆さんで満席。
開演を待つ団員たちも、いつもの公演とはちょっと違う雰囲気を新鮮に感じているようでした。
昨日のジゼルは佐伯知香、アルブレヒトは長瀬直義。
2人とも昨日が全幕作品の初主演となりました。
(Photo:Kiyonori Hasegawa)
2人は、この公演に向けて、他の作品のリハーサルの合間も練習を重ねてきました。
前日に初めて舞台での通し稽古が行われ、2人は昨日の本番に挑みました。
実は今回の学校貸切公演の前に、2人は学校に出向いて事前学習を実施。
初めてバレエを観る生徒の方も少なくなかったので、映像を用いて「ジゼル」のストーリーやマイム
を解説。
事前学習を受け、生徒の皆さんはとても熱心に鑑賞していました。
佐伯のジゼルは、可憐でかわいらしく、とても純粋。
長瀬のアルブレヒトは、若々しく、ジゼルへの思いがストレートに表現されていました。
それぞれのジゼル、アルブレヒトが創り上げられ、生き生きと踊る2人の姿がとても印象的でした。
全幕主演が初めてとは思えないほど、堂々と踊りきった2人には、大きな拍手が贈られました。
(Photo:Kiyonori Hasegawa)
2人の新しいジゼルとアルブレヒトの誕生です。
本番中、舞台袖で控える団員、スタッフも2人のデビューを見守っていました。
多くの人の応援の中、無事に全幕を踊りきり、ホッとした表情を浮かべていた佐伯と長瀬。
2人は、15日(月)の学校貸切公演で再び「ジゼル」を演じます。
本公演で2人の共演が実現する日をお楽しみに!
いよいよ、東京バレエ団創立45周年記念公演第5弾「ジゼル」が本日初日を迎えます。
ダンサーたちは一昨日から会場のゆうぽうとホール入り。
一昨日は初日キャストでの場当たり、リハーサル、昨日は吉岡美佳×フォーゲルの全幕通してのリハ
ーサルの後、上野×フォーゲルでのゲネプロが行われました。
普段は姉弟のように仲が良い吉岡とフォーゲルですが、舞台の上ではジゼルとアルブレヒトそのもの。
2人の「ジゼル」をどうぞお楽しみに!
(1幕リハーサルより。アルブレヒトを巡るジゼルとバチルド姫の緊迫のシーン)
一方、上野とフォーゲルも、本番さながらの緊張感の中行われたゲネプロでは、全幕共演が初めてと
思えないほど息がぴったり。
2人のジゼル、アルブレヒトが創り上げられていました。
(舞台袖より2幕ゲネプロ)
リハーサルとゲネプロで全幕を2回通した団員たちは、その疲れも見せず、最後まで集中して取り組
み、本日の初日に備えて早めに帰宅。
無事に1日を終えたフォーゲルも、ホッとしたような表情で劇場をあとにしました。
今回は、フォーゲルが本番の10日前から来日し、たっぷりリハーサル時間をとることができました。
その間に、すっかり東京バレエ団の一員のようにバレエ団に溶け込んだフォーゲルと
バレエ団のダンサーが一体となって創りあげる「ジゼル」の世界をどうぞお楽しみください。
当日券は、開演1時間半前より会場のゆうぽうとホールにて承ります。
S-C席を若干枚数ご用意しております。
皆様のご来場、お待ちしています。
来週の「ジゼル」公演でアルブレヒト役にゲスト出演するフリーデマン・フォーゲルが、5月31日に
来日しました。
フリーデマンは、昨日から早速リハーサルに参加。
4月に<創立45周年記念スペシャル・プロ>の「エチュード」で東京バレエ団と共演したばかりの
フリーデマンは、団員の1人かと思うほど自然にスタジオ入りし、すっかり東京バレエ団になじんで
います。
昨日は、全幕作品で初共演を果たす上野水香との約2時間のリハーサルが行われました。
上野とフォーゲルは、実は2人ともモナコのプリンセス・グレース・クラシック・ダンス・アカデミー
で学んでいました。
そんな2人の会話は、フランス語と英語。2カ国語ミックスでコミュニケーションをとっています。
2人とも、念願の全幕初共演をとても楽しみにしているようです。
そして本日は、「ジゼル」では2度目の共演となる吉岡美佳とのリハーサル。
4月にも共演したばかりの2人は、まるで姉弟のような仲の良さ。
芸術監督補の高岸直樹の指導のもと行われたリハーサルも、真剣に、和やかに進みました。
3人にブログ用にと写真をお願いすると、2人で吉岡を軽々と持ち上げて笑顔で1枚。
この写真からも、稽古場の雰囲気が伝わってくるのではないでしょうか。
明日からは、通し稽古に入ります。
稽古場の様子は、また稽古場レポート等でお届けしてまいりますので、来週に迫った「ジゼル」公演
をどうぞお楽しみに!
最後にフリーデマンのスペシャルショット!
実は、フリーデマンが着てるTシャツは、ただいまイープラスにて受付中のペアシートでプレゼント
されるフリーデマンデザインのオリジナルTシャツ!
その宣伝用の写真をお願いすると、フリーデマン自ら「ジャンプした写真は?」と、リハーサルの
疲れも見せず、タイミングがあうまで何度もジャンプしてくれました!
東京バレエ団<創立45周年スペシャル・プロ>が開幕しました。
多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
45周年を彩るにふさわしい、多彩なプログラムに盛大な拍手が贈られました。
会場には、45年間の舞台写真やリハーサル写真を展示しております。
展示している写真は、これまでの歴史をまとめた「東京バレエ団40年のあゆみ」に説明文つきで
掲載しており、会場ロビーにて販売いたしております。
この機会にぜひ、東京バレエ団の歴史と伝統をご堪能ください。
当日券は、S-D席まで若干数ご用意しています。
開演1時間半前の午後1時半より、東京文化会館当日券カウンターで承ります。
ご来場お待ちしています。
今週末に迫った<東京バレエ団創立45周年記念スペシャル・プロ>で上演する「エチュード」の
もう1人のゲスト、レオニード・サラファーノフが来日しました。
昨日到着したばかりのサラファーノフは、時差ボケで「まだ飛行機に乗っているみたい」と言い
ながらも、早速朝からバレエ団と一緒にクラスを受け、吉岡美佳、上野水香、フリーデマン・
フォーゲルとリハーサルを開始。
サラファーノフとフォーゲルは初対面。
そして、サラファーノフと吉岡、フォーゲルと上野の共演も今回が初めてでしたが、そんなことは
感じさせないほど息がぴったり。
リハーサルは、終始和やかな雰囲気の中で行われました。
明日はコールド・バレエもあわせての通し稽古です。
本番まであと4日。
2人のゲストが揃い、スタジオはさらに活気づいてきました。
4月公演<創立45周年記念スペシャル・プロ>で上演する「月に寄せる七つの俳句」の初日を前に、
振付家のジョン・ノイマイヤー氏が振付指導のために来日しました。
多忙を極めるノイマイヤー氏の今回の滞在は、11日(土)から14日(火)までの4日間という大変
短いもの。11日(土)早朝に到着し、荷を解く間もなく午後からリハーサルに参加しました。
まずは、初演以来のキャストである高岸直樹、斎藤友佳理、木村和夫と、今回初めてこの作品に挑む
後藤晴雄、上野水香、長瀬直義の主演2組を指導。
3月30日から振付指導にあたっている助手のビクター・ヒューズ氏とともに、ひとつひとつの動き
を確認しながらリハーサルは進められました。
長旅の疲れも一切見せずに、自ら動きながら指導にあたり、
ノイマイヤースタイルがさらに深められています。
主演の2組の指導が終わると、次は全体の通し稽古へ。
18年ぶりの再演のため、ご本人も作品を観るのは本当に久しぶりのこと。
何度も音を止めながら、腕の角度や体の曲げ方などを細かく指導。
ノイマイヤー氏の指示をひとことも聞き逃すまいとするダンサーたちの表情は真剣そのもの。
スタジオにはいつもとは違った緊張感が走ります。
昨日も休日返上で行われたリハーサルは、今日と明日も続きます。
ノイマイヤー氏、ヒューズ氏と、東京バレエ団が一丸となって創り上げている「月に
寄せる七つの俳句」。
必ずや皆様にお楽しみいただけると思います。
4月の<創立45周年記念スペシャル・プロ>で18年ぶりに再演する「月に寄せる七つの俳句」へ
向けて、振付家ジョン・ノイマイヤー氏の助手であるビクター・ヒューズ氏が来団、先週月曜日
より、リハーサル指導を行っています。
昨年3月のノイマイヤー振付「時節の色」「スプリング・アンド・フォール」の上演の際にも振付
指導で来日したヒューズ氏は、今回もノイマイヤースタイル独特の動き、音の取り方などひとつ
ひとつを、自らが手本を示しながら、細かく指導しています。
今回は指導にあたっている、ヒューズ氏のインタビューをお届けします。
■東京バレエ団のリハーサルの印象。
リハーサルを開始して約2週間が経過しましたが、順調に進んでいます。
今回、18年ぶりの再演ということで長らくこの作品を観ていなかったため、最初は1989年の初演の
映像をみたり、創作中に書きとめておいた当時のノートをみて勉強し直しました。
ノートにはステップの内容、意図、ジョン(ノイマイヤー)さんが音楽のどこで何をしたいかを
記しているので、それを元にリハーサルの中でノイマイヤースタイルというものを伝えています。
この作品に限らず、ノイマイヤー作品は技術的な面だけではなく、非常に内面の表現が要求されます
が、東京バレエ団にとても合っていると思いますし、皆好んでくれていると思います。
■主演の2キャストについて。
初演からのオリジナルキャストの(高岸)直樹、(斎藤)友佳理、(木村)和夫の3人は、昨年の3月
の「時節の色」のオリジナルキャストでもあり、3人ともノイマイヤースタイルの表現がさらに深ま
り、とても成長しています。
それに、作品をすごく愛してくれているということもリハーサルを通じて感じます。
もう1組の(後藤)晴雄、(上野)水香、(長瀬)直義の3人は、全員が初めてこの作品に取り組み
ますので、まだ作品やノイマイヤースタイルを学んでいる途中ですが、リハーサルが進む中で習得
していっています。
■再演へ向けて。
今日から4日間、ジョンさんがリハーサルに来ます。
ジョンさんは残念ながら他のスケジュールがあるため初日まではいられませんが、彼自身が1番
この作品を観たいと思っていると思います。
再演に向けて、私も東京バレエ団とともに最善を尽くします。
4月18日(土)、19日(日)の<創立45周年スペシャル・プロ>を前に、本日「エチュード」に
ゲスト出演するフリーデマン・フォーゲルが来団しました。
昨日来日したばかりのフォーゲルは、本日は東京バレエ団団員と一緒に1時間半のクラスレッスンを
受けた後、「エチュード」で共演する吉岡美佳とリハーサルを行いました。
フリーデマンが「エチュード」を踊るのは、今回が初めて。
彼が踊るパートを担当してきた木村和夫も「月に寄せる七つの俳句」のリハーサルの合間をぬって
彼のリハーサルに付き添っていました。
2007年に「ジゼル」で共演した吉岡美佳とは、初日から息がぴったり。
その様子は、リハーサル終了後のこの写真からも伝わるのではないでしょうか。
2人は6月の「ジゼル」公演でも共演します。
息のあった舞台に、どうぞご期待ください!
2009年第3弾公演の「白鳥の湖」が、いよいよ明日初日を迎えます。
東京バレエ団団員は、昨日より会場のゆうぽうとホールに移動し、最後の舞台稽古を行っています。
第2幕より(オデット:高木綾、王子:木村和夫)
今回の「白鳥の湖」は、3キャストで上演されます。
明日14日は、マチネとソワレの2回公演。
マチネの若手特別公演<Stars of Tomorrow>公演では、渡辺理恵、川島麻実子が初めてオデット
とオディールに挑戦。
ソワレ公演には、抜群のパートナーシップを誇る上野水香と高岸直樹が主演します。
15日の公演では、木村和夫を相手に高木綾、田中結子がオデットとオディールに初挑戦します。
第3幕より(オディール:田中結子、王子:木村和夫)
他にも初役に挑戦する団員が多く、空き時間も舞台の上は自主練習をする団員たちの姿を多く
目にします。
舞台の上には、いつもとはまた違った独特の緊張感が漂っています。
3キャストそれぞれの「白鳥の湖」の世界を、どうぞお楽しみください。
ゲネプロより(オデット:渡辺理恵、王子:後藤晴雄)
当日券は、開演1時間半前より会場のゆうぽうとホールにて承ります。
明日はA-C席を、15日はS-C席を若干枚数ご用意しております。
ご来場お待ちしています。
本日は、15日のキャストでリハーサルが行われた後、14日の昼公演キャストでゲネプロが行われ
ました。
それぞれの個性を生かしたオデット、オディールが創り上げられています。
東京バレエ団創立60周年記念公演〈ダイヤモンド・セレブレーシ...
「振付家・ダンサー双方の創造力・表現力を刺激し、アーティスト...
ボリショイ劇場の前で。柄本弾、秋山瑛、宮川新大審査員を務め...
今週金曜日から後半の公演が始まる「ロミオとジュリエット」は、...
新緑がまぶしい連休明け、東京バレエ団では5月24日から開演す...
あと1週間ほどで、創立60周年記念シリーズの第二弾、新制作『...
2023年10月20日(金)〜22日(日)、ついに世界初演を...
全幕世界初演までいよいよ2週間を切った「かぐや姫」。10月...
バレエ好きにとっての夏の風物詩。今年も8月21日(月)〜27...
見どころが凝縮され、子どもたちが楽しめるバレエ作品として人気...