新作「ダンス・イン・ザ・ミラー」はいよいよ明日初日!
月曜日からスタッフが、そして火曜日からはダンサーもゆうぽうとホールに入り、開幕に向けて、準備を進めています。
構成・演出を手がけるジル・ロマンは、振付はもちろんのこと、照明、装置、衣裳、そしてダンサーの髪型、メイクにまで、作品全体に細かい指示を出していきます。
村上美香の稽古場レポートで少しだけ衣裳をご紹介しましたが、実際にゆうぽうとの舞台でのリハーサルを経て、衣裳、髪型、メイクもほぼ決定。
場面によって、衣裳や早替えをするダンサーもいるため、舞台袖には早買え部屋も設置されました。
その早替え部屋をちょっとのぞいてみたところ・・・
普段の公演では見かけることのない、絵具のパレットのようなメイク道具とカラフルな羽根が・・・。
これは、「バロッコ・ベルカント」のパ・ド・シスの6人が使用するメイク道具です。
「バロッコ・ベルカント」の衣裳は、赤、紫、黄といった華やかな色彩のもの。
ダンサーたちは、限られた時間の中、それぞれの衣裳の色に合わせて、この色とりどりのパレットで素早くメイクし、髪の毛もアレンジしなければならないのです。
各人試行錯誤中の「バロッコ・ベルカント」のメイク。
特別に一部だけお見せいたしましょう。
ダンサーたちはこれまでほとんど経験したことのない、観客の皆さんもあまりご覧になったことのないタイプのメイクでしょ?
ダンサーたちは初めてチャレンジするメイクを日々研究し、少しずつ変化させています。
本番では、どのような完成形をお目にかけられるか、どうぞ楽しみにしていてください!
そして、リハーサルが進行する中で、「ダンス・イン・ザ・ミラー」の予定キャストも決定いたしました。
今回は3公演とも、同じキャストで上演する予定です。
主なシーンの予定キャスト、お知らせしておきます。
「ダンス・イン・ザ・ミラー」予定キャスト
男:木村和夫
「舞楽」
小笠原亮、高村淳子、佐伯知香、長瀬直義、宮本祐宜
「ヘリオガバル」:
上野水香、柄本弾
「バロッコ・ベルカント」パ・ド・シス:
小出領子、佐伯知香、田中結子、松下裕次、長瀬直義、宮本祐宜
高橋竜太
扇のパ・ド・トロワ:
斎藤友佳理、井脇幸江、吉岡美佳
「火の鳥」:
木村和夫
高橋竜太、松下裕次、氷室友、長瀬直義、梅澤紘貴
西村真由美、佐伯知香、奈良春夏
(上記はあくまでも予定キャストですので、正式な発表は当日となりますこと、あらかじめご了承ください)
今日は、クラス、リハーサルの後、18時から舞台最終稽古(ゲネプロ)というスケジュール。
そして、明日19時に「ダンス・イン・ザ・ミラー」初演の幕が上がります。
皆さまのご来場、お待ちしています!
「ダンス・イン・ザ・ミラー」の初日まで、あと1週間。
初日を前に、この作品の構成・演出を手がける、モーリス・ベジャール・バレエ団芸術監督であるジル・ロマンが来日し、本日よりリハーサルを開始しました。
まずはオープニングの「現在のためのミサ」からスタート。
ダンサーたちは、衣裳のジーンズとTシャツ、そしてスニーカーを着用し、本番さながらのリハーサルを行いました。
昨夏の振り移しに続き、1月4日から振付指導をしてきた那須野圭右とともに、ダンサーたちの動きをしっかり見つめるジル。
「現代のためのミサ」は、これまでの東京バレエ団のベジャール・レパートリーにはないアップテンポで力強い音楽で、ダンサーたちはスタジオを所狭しとエネルギッシュに動きまわります。
ジルからは、手や足の角度、アクセントの付け方、倒れ方、場所取りに至るまで細かい注意が飛びました。ダンサーたちは、ジルのアドバイスをすぐに身体に叩き込み、1分1秒も無駄のないリハーサルが続きました。
緊張感に満ちたリハーサル中、ジルから突然「ここは、ブルース・リーのように!」というアドバイスが。
普段のリハーサルでは出ない言葉に、ダンサーたちの表情も一瞬ほころびました。
7つの作品の抜粋から構成される本作の、作品同士のつなぎはジルのアイディアが盛り込まれています。
「亡き偉大なベジャールへの祈りと、未来への希望」というコンセプトのもと、完成間近の新作「ダンス・イン・ザ・ミラー」。
衣裳や小道具の製作も、ジルの指示のもと、どんどん作業が進んでいます。
明日、明後日も休日返上でリハーサルが行われる予定です。
皆さま、初演の舞台をどうぞお楽しみに!
いよいよ、2010年最後の公演となる、「M」公演が明日初日を迎えます。
今回は、元モーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーであり、1993年の「M」の初演で"IV(シ)"を踊った小林十市氏がゲスト出演。ダンサーとして7年半ぶりに、この公演のためだけに一度限りの復帰を果たします。
東京バレエ団には、たびたび振付指導などで来団し、ダンサーたちの信頼も厚い小林氏の復帰/引退公演であり、5年ぶりの上演で初役に挑戦するダンサーも多いため、ダンサーたちもいつもの公演とは違う緊張感と、そしていつも以上の一体感でリハーサルに臨んできました。
昨日から劇場入りし、舞台でのリハーサルを開始しました。
舞台は、上手下手、そして舞台後ろの全ての幕が取り払われ、普段の舞台ではみえることのない照明機材や壁がむき出しになっています。これも、故モーリス・ベジャール氏の演出のひとつ。
(ゲネプロより)
この舞台の上で繰り広げられる、ベジャール、そして三島由紀夫の世界を、じっくりご堪能ください。
今年は、「シルヴィア」、「オネーギン」といった全幕作品をはじめとする新しいレパートリーの初演、「クリアチュア」、「ホワイト・シャドウ」、「四季」の初演、第24回目となる海外公演では通算700回を達成、皆様の温かいご支援によるポワントの開始、新スタジオ建設の決定と、バレエ団として大きく前進した1年となりました。
そんな1年を締めくくる「M」の舞台を、どうかお見逃しなく!
明日の公演は15時開演です。
当日券は、開演1時間半前よりS-D席を若干枚数ご用意しております。
皆様のご来場をお待ちしております。
すでに当ホームページ内のニュースでお伝えしていますが、上野水香と高岸直樹が11月10日から18日にかけてベルリン・ドイツ・オペラで行われた<マラーホフ&フレンズ>より帰国しました。
このガラで2人は、マラーホフ版「シンデレラ」のパ・ド・ドゥ、そしてモーリス・ベジャール振付の「詩人の恋」の2演目を披露しました。
無事に帰国し、東京バレエ団でのリハーサルに戻ってきた2人に、出演した感想を聞きました。
(終演後の楽屋にて)
◆上野水香
2回目の<マラーホフ&フレンズ>は、今回も5日間の公演を通じて、様々なことを感じられてとても手ごたえのあるものでした。両演目とも初めての作品でしたが、「詩人の恋」はお客様にも共演者の方々にも楽しんでいただけましたし、「シンデレラ」はマラーホフさんに最終日まで指導していただき、最終日には「よかった!」と言って喜んでいただけました。
1回1回、踊るたびに作品が体に入ってくるのを感じましたし、舞台をご覧いただいているお客様の温かい空気も伝わってきました。直樹さんは本当に心強いパートナーであるので、1回1回楽しもうと言って安心して踊ることができました。
「詩人の恋」は、いつか日本でも踊ることができればと思っています。
◆高岸直樹
今回の公演は、いろいろな意味で光栄な舞台でした。
マラーホフさんから、彼の振り付けた「シンデレラ」をと言っていただき、彼の地元で踊ることができたこと、そして24年という年月を経てベジャールさん振付の「詩人の恋」を、あのジョルジュ・ドンさんも着た衣裳を着て踊ることができことは、本当にありがたいことでした。
特に「詩人の恋」は、ベルリンのお客様も共演者の方々も興味を持って観てくださいましたし、印象に残る作品でおもしろかったと言っていただけました。
もっともっと踊りこんでいきたいと思う、とても楽しい作品です。
2人は、12月29日(水)に神奈川県民ホールで行われる、ファンタスティック・ガラコンサート2010でマラーホフ振付「シンデレラ」を踊ります。
すっかり秋らしくなり、冬の到来も感じるようになりました。
先週、<奇跡の響演>公演を無事に終え、東京バレエ団は来月の「M」公演に向けて、気持ちを新たにリハーサルに取り組んでいます。
そんな中、昨日開幕したモーリス・ベジャール・バレエ団2010年日本公演に合わせて、ランド オブ トゥモロー 丸の内店において開催中の"Les Costumes de Bejart par JPK"の、オープニング・パーティーが11月6日(土)に行われました。
ランド オブ トゥモローとゆかりの深いデザイナー、ジャンポール・ノット氏が、2001年に初演され、ドキュメンタリー映画にもなったモーリス・ベジャール振付の「ルミエール」("Lumiere")の衣裳を手がけた繋がりから企画された"Les Costumes de Bejart par JPK"。
店内では「ルミエール」で実際に使用された衣装を展示するとともに、ジャンポール・ノット氏自らがこのイベントのために限定復刻したドレスが展示・販売されています。
このオープニング・パーティには、ジル・ロマンはじめモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサーが出席しましたが、東京バレエ団からも吉川留衣、渡辺理恵、小川ふみ、二階堂由依、柄本弾、谷口真幸、森川茉央、佐藤瑶の8名が参加し、パーティに華を添えました。
パーティーで東京バレエ団のダンサーたちに任せられたのは、ジャンポールさんがデザインした洋服や衣裳を、パーティーに出席したお客様に魅力的にお見せすること。
パーティーがはじまる前、ジャンポールさん自らがフィッティングを手がけ、ダンサーたちは続々とマヌカンに変身。
女性ダンサーは、ジャンポールさんのコレクションから、それぞれの個性に合わせてジャンポールさんが選んでくれたドレス姿で、パーティ会場を彩ります。
艶やかな美しい色合いのドレスをまとったダンサーたちが会場に登場すると、お客さまの視線はダンサーたちに集中。
ダンサーならでは背筋の伸びたすっきりとした体型は、ジャンポールさんのシンプルで美しいラインのドレスにぴったり馴染みます。
洋服を変えるために、4人が階段に並んだときには、一斉にフラッシュが光り、まるで写真撮影会のような状態に。お客さまから「素敵ですね」という声をかけられつつ、モデルとしての役割を見事に務めていました。
一方、男性ダンサーは、実際に「ルミエール」で使われた衣裳を着用し、復刻ドレスのマネキンとともにショーウィンドウに。
マネキンを相手に、美しくポーズを決めて静止するダンサーたち。
何も知らずにショーウィンドウの前を通った方の中には、ダンサーたちを本物のマネキンだと思われた方もいらっしゃった様子。ダンサーがポーズを変えるために動くと、「マネキンじゃなかったの・・・」とのつぶやきも聞こえました。
ダンサーたちは最初こそ緊張していましたが、次第に滅多に経験することのできない"人間マネキン"を楽しむかのように、堂々と時にはユーモラスにポーズを決めていきます。その様子に、店内からも街頭からも注目が集まっていました。
満面の笑みを浮かべたジャンポールさんから、一人ひとりに「ありがとう」と声をかけていただき、最後に全員で記念撮影。
いつもの公演とは違う、華やかな一夜だけの舞台の幕が下りたのでした。
(ショーウィンドウの前で、ジャンポール・ノット氏と)
本日、<奇跡の響演>が開幕しました。
多くの皆様にご来場いただき、ありがとうございました。
タイトル通り、まさに"奇跡"といえるような舞台に、客席から盛大な拍手、歓声を贈っていただきました。
東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団、そしてズービン・メータ、イスラエル・フィルの初めての共演は、予想を上回る大迫力!!!
客席のお客様はもちろんのこと、舞台袖にいるダンサーもスタッフも一体となって大興奮でした。
(Photo:Kiyonori Hasegawa)
2度とは実現しないこの共演も、明日が最後。
この奇跡をどうかお見逃しなく!!
当日券は、S-D席まで若干数ご用意しています。
開演1時間半前の午後5時半より、東京文化会館当日券カウンターで承ります。
ご来場お待ちしています。
すでにNBSのホームページにてお伝えしておりますとおり、<奇跡の響演>に向けて順調にリハーサルが進んでいます。
本日は、ゲネプロが行われました。
本番通り、「ペトルーシュカ」、BBLによる「愛が私に語りかけるもの」、そして「春の祭典」の順で行われました。
(ゲネプロより)
東京バレエ団が「ペトルーシュカ」をオーケストラの演奏で上演するのは初めてのこと。
舞台上のダンサーたちは、指揮者のズービン・メーター、イスラエル・フィルオーケストラの迫力に圧倒されながらも、初めての共演を楽しむように集中して取り組んでいました。
「春の祭典」では、すでに発表しているソリストのほか、東京バレエ団からは、
男性8名
小笠原亮、梅澤紘貴、柄本弾、安田峻介、井上良太、岡崎隼也、杉山優一、森川茉央
女性7名
乾友子、高木綾、奈良春夏、田中結子、矢島まい、渡辺理恵、小川ふみ
の15名が参加します。
一体となってお届けする舞台を、どうぞお楽しみに!
最新情報でお伝えしております通り、本年11月と来年2月にベルリンで行われる<マラーホフ&フレンズ>で上野水香と高岸直樹が「詩人の恋」を踊ることとなりました。
「詩人の恋」は1984年に初演し、1986年に上演して以来の再演となるため、実に24年ぶり。
このたびの再演にあたり、昨日(10/28)東京バレエ団の特別団員である藤堂眞子、夏山周久が振付指導に来団しました。
久々に東京バレエ団を訪れた2人は、クラスレッスンにも参加。
クラスレッスン終了後は、すぐに「詩人の恋」のリハーサルがはじまりました。
まず、過去の映像から振りをさらっていた上野と高岸が、2人の前で一度踊りました。
衣裳、小道具をつけた高岸に、スタジオの視線は集中!
この作品を実際に観たことがある団員がほとんどいないため、団員たちも食い入るようにリハーサルを見ていました。
大先輩を前にちょっと緊張ぎみの上野と高岸でしたが、大先輩というよりも兄と姉というほうが合うような温かい目で2人を見守る藤堂、夏山。
スタジオはひとつの大きな家族のような温かい空気に包まれていました。
2人が踊った後は、すぐさま個別指導。
上野、高岸はそれぞれ、先輩の藤堂、夏山から直々に振り、動き、ニュアンスなど細かく教わりました。
ソロの指導後は、アダージオのリハーサル指導へ。
藤堂・夏山ペアは、リフトなども実演しながら見せ、2人に作品のすべてを伝えるようじっくりと時間をかけて、指導を続けていました。
24年という時を経て再演される「詩人の恋」は、残念ながら日本ではご覧いただけませんが、ベルリンでの公演の写真などこのブログでお届けしてまいりますので、お楽しみに。
東京バレエ団「ジゼル」公演が、本日初日を迎えます。
今回は、本日の東京公演を皮切りに、全国11都市で全12公演を上演いたします。
東京バレエ団のダンサーたちは、一昨日(9/6)より劇場入りし、舞台でのリハーサルを開始しました。
東京公演ゲストのアリーナ・コジョカル、ヨハン・コボーも来日し、リハーサルに合流。
昨日は、1時間半のクラスレッスン後、本日主演のコジョカル×コボーのゲネプロが行われました。
コジョカル、コボーの2人と東京バレエ団の共演は、昨年8月の第12回世界バレエフェスティバル全幕特別プロの「眠れる森の美女」と、11月の「くるみ割り人形」以来3回目。
東京バレエ団のダンサーたちとは、すっかり息がぴったりです。
(コジョカル、コボーのゲネプロより)
2人の創り上げる、繊細でドラマティックな「ジゼル」の世界を皆様どうぞお楽しみに!
そして昨日はもう1回、10日(金)の川口公演で主演する吉岡美佳×後藤晴雄でのゲネプロも行われました。
1日に2回のゲネプロとハードなスケジュールでしたが、団員、スタッフ一同集中して取り組んでいました。
今回初めてジゼル役とアルブレヒト役で共演する吉岡と後藤は、明後日の本番に向けて最後の最後まで、お互いの意見を聞きながら創り上げていました。
本日の公演は19時開演。
当日券は、開演1時間半前よりS-B席を若干枚数ご用意しております。
ご来場お待ちしております。
東京バレエ団「ドン・キホーテ」が明日、いよいよ初日を迎えます。
ダンサーたちは、日曜日に終了した<ベジャール・ガラ>の興奮がさめやまぬまま、公演翌日の月曜日から「ドン・キホーテ」のリハーサルを再開。
火曜日からはまたゆうぽうとホールに入り、舞台リハーサルを続けてきました。
本日は、衣裳、メイクを付け、オーケストラも入り、本番さながらのゲネプロが行われました。
(ゲネプロより)
古典全幕主演復帰となる小出領子は、ゲストのダニール・シムキンと初共演となりますが、今まで何度も一緒に「ドン・キホーテ」を踊ってきたかと思うほど抜群のパートナーリング。
シムキンは、東京バレエ団の一員のように、すっかり東京バレエ団に馴染んでいます。
21日(土)に、2年ぶりに「ドン・キホーテ」に主演する上野水香と高岸直樹も、ダイナミックな踊りにさらに磨きがかかり、ますますパワーアップ。
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