すでにNBSのホームページにてお伝えしておりますとおり、<奇跡の響演>に向けて順調にリハーサルが進んでいます。
本日は、ゲネプロが行われました。
本番通り、「ペトルーシュカ」、BBLによる「愛が私に語りかけるもの」、そして「春の祭典」の順で行われました。
(ゲネプロより)
東京バレエ団が「ペトルーシュカ」をオーケストラの演奏で上演するのは初めてのこと。
舞台上のダンサーたちは、指揮者のズービン・メーター、イスラエル・フィルオーケストラの迫力に圧倒されながらも、初めての共演を楽しむように集中して取り組んでいました。
「春の祭典」では、すでに発表しているソリストのほか、東京バレエ団からは、
男性8名
小笠原亮、梅澤紘貴、柄本弾、安田峻介、井上良太、岡崎隼也、杉山優一、森川茉央
女性7名
乾友子、高木綾、奈良春夏、田中結子、矢島まい、渡辺理恵、小川ふみ
の15名が参加します。
一体となってお届けする舞台を、どうぞお楽しみに!
最新情報でお伝えしております通り、本年11月と来年2月にベルリンで行われる<マラーホフ&フレンズ>で上野水香と高岸直樹が「詩人の恋」を踊ることとなりました。
「詩人の恋」は1984年に初演し、1986年に上演して以来の再演となるため、実に24年ぶり。
このたびの再演にあたり、昨日(10/28)東京バレエ団の特別団員である藤堂眞子、夏山周久が振付指導に来団しました。
久々に東京バレエ団を訪れた2人は、クラスレッスンにも参加。
クラスレッスン終了後は、すぐに「詩人の恋」のリハーサルがはじまりました。
まず、過去の映像から振りをさらっていた上野と高岸が、2人の前で一度踊りました。
衣裳、小道具をつけた高岸に、スタジオの視線は集中!
この作品を実際に観たことがある団員がほとんどいないため、団員たちも食い入るようにリハーサルを見ていました。
大先輩を前にちょっと緊張ぎみの上野と高岸でしたが、大先輩というよりも兄と姉というほうが合うような温かい目で2人を見守る藤堂、夏山。
スタジオはひとつの大きな家族のような温かい空気に包まれていました。
2人が踊った後は、すぐさま個別指導。
上野、高岸はそれぞれ、先輩の藤堂、夏山から直々に振り、動き、ニュアンスなど細かく教わりました。
ソロの指導後は、アダージオのリハーサル指導へ。
藤堂・夏山ペアは、リフトなども実演しながら見せ、2人に作品のすべてを伝えるようじっくりと時間をかけて、指導を続けていました。
24年という時を経て再演される「詩人の恋」は、残念ながら日本ではご覧いただけませんが、ベルリンでの公演の写真などこのブログでお届けしてまいりますので、お楽しみに。
東京バレエ団「ジゼル」公演が、本日初日を迎えます。
今回は、本日の東京公演を皮切りに、全国11都市で全12公演を上演いたします。
東京バレエ団のダンサーたちは、一昨日(9/6)より劇場入りし、舞台でのリハーサルを開始しました。
東京公演ゲストのアリーナ・コジョカル、ヨハン・コボーも来日し、リハーサルに合流。
昨日は、1時間半のクラスレッスン後、本日主演のコジョカル×コボーのゲネプロが行われました。
コジョカル、コボーの2人と東京バレエ団の共演は、昨年8月の第12回世界バレエフェスティバル全幕特別プロの「眠れる森の美女」と、11月の「くるみ割り人形」以来3回目。
東京バレエ団のダンサーたちとは、すっかり息がぴったりです。
(コジョカル、コボーのゲネプロより)
2人の創り上げる、繊細でドラマティックな「ジゼル」の世界を皆様どうぞお楽しみに!
そして昨日はもう1回、10日(金)の川口公演で主演する吉岡美佳×後藤晴雄でのゲネプロも行われました。
1日に2回のゲネプロとハードなスケジュールでしたが、団員、スタッフ一同集中して取り組んでいました。
今回初めてジゼル役とアルブレヒト役で共演する吉岡と後藤は、明後日の本番に向けて最後の最後まで、お互いの意見を聞きながら創り上げていました。
本日の公演は19時開演。
当日券は、開演1時間半前よりS-B席を若干枚数ご用意しております。
ご来場お待ちしております。
東京バレエ団「ドン・キホーテ」が明日、いよいよ初日を迎えます。
ダンサーたちは、日曜日に終了した<ベジャール・ガラ>の興奮がさめやまぬまま、公演翌日の月曜日から「ドン・キホーテ」のリハーサルを再開。
火曜日からはまたゆうぽうとホールに入り、舞台リハーサルを続けてきました。
本日は、衣裳、メイクを付け、オーケストラも入り、本番さながらのゲネプロが行われました。
(ゲネプロより)
古典全幕主演復帰となる小出領子は、ゲストのダニール・シムキンと初共演となりますが、今まで何度も一緒に「ドン・キホーテ」を踊ってきたかと思うほど抜群のパートナーリング。
シムキンは、東京バレエ団の一員のように、すっかり東京バレエ団に馴染んでいます。
21日(土)に、2年ぶりに「ドン・キホーテ」に主演する上野水香と高岸直樹も、ダイナミックな踊りにさらに磨きがかかり、ますますパワーアップ。
東京バレエ団が2キャストでお届けする、この暑さを吹き飛ばすような活気に溢れる「ドン・キホーテ」の舞台をどうぞお楽しみください!
東京バレエ団2010年欧州ツアー帰朝報告公演<ベジャール・ガラ>がいよいよ明日、初日を迎えます。
ダンサーたちは昨日から、ゆうぽうとホールに移動し、舞台リハーサルを行っています。
ツアーから帰国して以来、短い夏休みをはさんで、本公演で上演する「ギリシャの踊り」「ドン・ジョヴァンニ」「ボレロ」の3作品のほかに、「ドン・キホーテ」「ジゼル」のリハーサルも同時に行い、ツアーのことがずっと前のことのように感じられてしまうほど多忙を極めていました。
暑い夏を吹き飛ばす勢いで、毎日リハーサルに取り組んできた東京バレエ団の団員たち。
海外公演を経て一回りも二回りも成長した姿をご覧いただけることと思います。
そして、昨日からはゲストのニコラ・ル・リッシュが合流しました。
ル・リッシュの「ボレロ」は今回が日本初披露であり、もちろん東京バレエ団と「ボレロ」で共演するのも初めて。
ダンサー、スタッフに拍手で迎えられたル・リッシュは、颯爽とあの赤いテーブルに上がり、早速リハーサルを開始しました。
お馴染みの「ボレロ」の音楽が流れ始めると、リハーサルとは思えないほど、熱気のこもったダンスを見せるル・リッシュ。
その迫力に、舞台上にいたダンサーも、舞台袖にいたスタッフも、誰もが引き込まれてしまいました。
東京バレエ団の海外公演での成果とともに、新"メロディ"と東京バレエ団が創り上げる新たな舞台をご堪能いただけるに違いありません。
当日券は、開演1時間半前より会場のゆうぽうとホールにて承ります。
S-B席を若干枚数ご用意しております。皆様のご来場を、心よりお待ちしています。
東京バレエ団初演「オネーギン」、3公演が無事終了しました。
3日間、たくさんの方に来場いただき、ありがとうございました。
多くの人の想いが詰まった、日本のバレエ団として初めての上演となったこのたび「オネーギン」の初演。
昨年1月からお届けしてきました、創立45周年記念公演シリーズのファイナルにふさわしいものだったのではないでしょうか。
終演後の舞台上には、無事に3公演が終わった安堵感、達成感に包まれました。
こちらは、本日の終演後の様子です。
(左から森川茉央、佐伯知香、長瀬直義、矢島まい、田中結子、後藤晴雄、坂井直子)
3キャストとも、見事にそれぞれの「オネーギン」の世界を体現していました。
「オネーギン」公演が終わったばかりですが、明日からは休む間もなく、<マラーホフの贈り物2010>のAプロで上演される新作"四季"、Bプロで上演される「ラ・バヤデール」、そして神奈川県民ホールでの「オネーギン」、6月から7月にかけて行われる第24次海外公演と、次々と公演が続きます。
本日主演し、大きな成長をみせた田中結子は、明後日初演となる"四季"で秋を踊ります。
これからも東京バレエ団のメンバーの近況や稽古場の様子など盛りだくさんな内容でお届けしますので、東京バレエ団ブログを引き続きご愛読ください。
「オネーギン」公演2日目の本日も、たくさんの方にご来場いただき、ありがとうございました。
本日も、客席からはスタンディングオーベーションの熱い拍手をいただきました。
斎藤友佳理と木村和夫が創り上げた、タチアナとオネーギンの世界はいかがでしたでしょうか。
最後のパ・ド・ドゥでは、思わず涙を流した方も多かったのではないでしょうか。
本日の終演後も、舞台の成功を心から喜び、互いをたたえあう温かい空気に包まれました。
(左から平野玲、木村和夫、斎藤友佳理、井上良太、高村順子)
この5人による「オネーギン」は、来週23日(日)の神奈川県民ホールで行われる公演でもう一度ご覧いただけます。
そして、明日が東京公演の最終日です。
今回主演する3キャストは、いずれも振付指導のリード・アンダーソン氏、ジェーン・ボーン氏から高い評価をうけており、世界中でこの作品の上演、指導を行ってきたお2人のお墨付きです。
明日の主演は田中結子、後藤晴雄。
オリガは佐伯知香、レンスキーは長瀬直義、グレーミンには森川茉央です。
東京バレエ団による「オネーギン」の世界を、どうぞ最後までご堪能ください。
東京バレエ団初演「オネーギン」が、本日開幕しました。
東京バレエ団の悲願であった作品の初演とあって、緊張感とこの作品に携わった全ての人の熱い思いに包まれて、幕が上がりました。
まるで芝居を観ているかのように、登場人物の心の動きと叫びが伝わってくるジョン・クランコの振付、チャイコフスキーの音楽、ユルゲン・ローゼの繊細で美しい舞台装置と衣裳・・・奇跡のようなこの作品に果敢に挑んだ東京バレエ団のメンバー。
創立45周年記念公演シリーズのファイナルを飾るにふさわしい熱のこもった舞台に、客席も次第に熱気を帯びていきます。
タチヤーナとオネーギンの想いが錯綜する感動的なパ・ド・ドゥが終わり、幕が下りた瞬間、「ブラボー」の声と共に割れんばかりの拍手が沸き上がりあがりました。
感極まった表情で鳴り止まない拍手に応える出演者。
そこには大任を果たした充実感が溢れていました。
カーテンコールには、振付指導のリード・アンダーソン氏とジェーン・ボーン氏も登場。
お二人にも惜しみない拍手が贈られます。
東京バレエ団芸術監督の飯田宗孝から感謝の気持ちを込めてお二人に薔薇の花束をお渡しすると、リード氏と著作権保持者のディータ・グラーフェ氏からは、東京バレエ団の「オネーギン」初演と創立45周年を祝って大きな花かごが贈られました。
終演後の舞台上には、アンダーソン氏、グラーフェ氏、振付指導のジェーン・ボーン氏、ダンサー、スタッフ、指揮者・・・この公演に携わった全員が集合し、初演の成功を祝福。
アンダーソン氏からは「ダンサー、スタッフ、全ての人が本当に素晴らしい舞台を創り上げてくれました。皆さんと一緒に仕事ができて本当に光栄です!」という感謝の言葉が贈られ、今日まで一丸となって取り組んできたすべての人はその言葉に心からの笑顔で応えていました。
(Photo:Kiyonori Hasegawa)
またひとつ、東京バレエ団にとって大きな財産となる素晴らしいレパートリーが加わりました。
明日(18:00開演)、明後日(15:00開演)の当日券は、開演1時間半前よりS-D席を若干枚数ご用意しております。
一人でも多くの方に、この傑作を観ていただけますよう、関係者一同願っております。
東京バレエ団初演「オネーギン」が、いよいよ明日初日を迎えます。
東京バレエ団にとって「オネーギン」の上演は長年の悲願でもあり、いつも以上の緊張感の中、リハーサルが進められてきました。
今週月曜日から舞台の仕込みが始まり、ダンサーたちは火曜日から劇場入りし、舞台稽古を開始しました。
昨日は、2日目キャストでゲネプロが行われ、本日は初日キャストによる2回目のゲネプロが行われました。
(本日のゲネプロより)
ミュンヘン・バレエからお借りしているユルゲン・ローゼの舞台装置は、深みのある色合いが美しくとても立体的で、小道具もひとつひとつ丁寧な細工がほどこされた、こだわりぬかれたものばかり。
また、このブログでもすでにご紹介している衣裳も、同じくミュンヘン・バレエからお借りしたユルゲン・ローゼのデザインものですが、舞台に現れると、繊細な照明と合わさって舞台はますます美しく彩られています。
さらにはチャイコフスキーによる音楽の美しさ、ドラマティックな物語、超絶技巧のリフトの数々と、見所をあげるときりがないこの作品。
きっと、皆さまにお楽しみにいただけることと思います。
ゲネプロ終了後、振付指導をしてくださっているリード・アンダーソンさんにお話をうかがいました。
「とてもすばらしい舞台稽古でした。
『オネーギン』のような作品は単にステップを
踊ればよいというわけではありません。
それぞれのダンサーが役のことをきちんと把握し、
ひとつひとつのステップに込められた意味を理解し、
それを積み重ねていくことが大切なのです。
そして、舞台上でそれぞれが共鳴しあっていくこと。
舞台で展開されるものがリアルであればあるほど、
ご覧になっているお客様に感動を与えることができるのです。
東京バレエ団のダンサーたちは一人ひとりが何をすべきなのかを理解し、
それをきっちりと表現して、
東京バレエ団の『オネーギン』を見事に作り上げています。
ほんとうに満足しています」
いよいよ明日が初日。
吉岡美佳・高岸直樹、斎藤友佳理・木村和夫、田中結子・後藤晴雄、3キャストそれぞれの「オネーギン」を創り上げています。
東京バレエ団が日本のバレエ団として初めて取り組むこの名作に、どうぞご期待ください!
モーリス・ベジャール振付「ザ・カブキ」がいよいよ明日、初日を迎えます。
ダンサーたちは昨日から、今回の会場であるBunkamuraオーチャードホールに入りました。
東京バレエ団がオーチャードホールで公演を行うのは、2004年の第17回東京国際映画祭のクロージングイベントで「ギリシャの踊り」を披露して以来。
オーチャードホールで踊るのは初めてというダンサーも多く、まずは楽屋や舞台の導線や位置確認からはじまりました。
舞台稽古は、昨日は初日キャストで場当たりとリハーサルが、今日は2日目のキャストでのリハーサル後、初日キャストでのゲネプロという流れで進みました。
24日(土)の初日は、入団3年目になったばかりの柄本弾と、同じく入団2年目の二階堂由依が、由良之助、顔世御前に挑戦します。
初日は2人のほかにも、ほとんどのキャストが初役ということもあり、場当たりやリハーサルはいつも以上に時間をかけて念入りに行われました。
今日のゲネプロでも、初役に挑戦するダンサーたちは、「ザ・カブキ」独特のメイクや衣裳の重みなどに少し戸惑い気味でしたが、舞台上には皆で一緒に舞台を創っていくという意気込みと、心地よい緊張感が漂っていました。
(ゲネプロの様子)
一方、国内外で何度もこの役を踊り、高い評価を受けてきた後藤晴雄と、2008年の第23次海外公演で顔世御前を踊り、今回が日本初披露となる上野水香を始めとするベテラン勢のリハーサルは、層の厚さを感じさせ、見ごたえ十分!
2組のキャストによる「ザ・カブキ」を、皆様どうぞご堪能ください!
当日券は、開演1時間半前(13:30)より会場のBunkamuraオーチャードホールにて承ります。
S席からC席を若干枚数ご用意しております。
皆様のご来場、お待ちしています!
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