2014年11月8日〜9日、東京バレエ団創立50周年記念シリーズ第7弾として、モーリス・ベジャール振付 ベートーヴェン「第九交響曲」がNHKホールにて開幕し、成功裡に終わりました。
東京バレエ団とモーリス・ベジャール・バレエ団のダンサー、指揮者ズービン・メータとイスラエル・フィルハーモニー管弦楽団に加えて、独唱歌手と合唱団の総勢350名が繰り広げる大スペクタルとなりました。
ダンサーたちの肉体美と汗、圧倒的な演奏、そして歌手たちの歌声が観客を魅了し、拍手が鳴り止まぬカーテンコールとなりました。
その魅力がこの映像からも感じていただけることと思います。
---ラドメーカーさんが3年ぶりに来日し、東京で全幕作品に初主演する機会が巡ってきます。貴公子役を演じるにあたり、心がけていることは何でしょうか。
「全てにおいて高いクオリティが求められるのが、ノーブルな役の魅力であり、難しいところです。優れた技術を持っているのは当然のことで、何気ない立ち姿や、歩き方、お辞儀の仕方に至るまで意識を行き届かせなくてはなりません。でも、ありきたりの型をなぞるだけでは、薄っぺらな貴公子になってしまう。自然に自分らしく振る舞い、ノーブルさを醸し出したいと思っています」
---相手役は、ボリショイ・バレエのエフゲーニャ・オブラスツォーワさんです。
「今回が初めての共演ですが、世界バレエフェスティバルなどで何度も彼女の踊りを見ています。今日のボリショイを代表する、素晴らしいバレリーナです。ロマンティックな表現に長けているので、『くるみ割り人形』のクララ役はピッタリでしょうね」
---東京バレエ団とも初共演です。
「世界バレエフェスティバルで、特別全幕プロ『ドン・キホーテ』と『バヤデール』を見ています。どちらも幻想シーンの群舞が素晴らしく、息を呑むほどの美しさが印象的でした」
---『くるみ割り人形』の舞台はドイツです。"本場"のシュツットガルト・バレエ団も、クリスマス・シーズンには欠かせない作品なのですか。
「私にとって、 馴染み深いバレエです。 子どもの頃から何度も舞台を鑑賞し、オランダ国立バレエ団に客演して王子役を踊ったことがあります。チャイコフスキーの音楽は何度聞いても、飽きることがない。なかでもグラン・パ・ド・ドゥの曲には高揚感があり、心が躍ります。ところが現在のシュツットガルトのレパートリーには、専属振付家マルコ・ゲッケの現代的なバージョンがあるだけで、古典版はないんです。今年の年末の演目はマクミラン・プロ。私は『大地の歌』で〈死〉を踊ります。東京の『くるみ割り人形』で、観客の皆さんと一緒にクリスマスを祝いたいですね(笑)」
([後編]へ続く)
photo : Ulrich Beuttenmueller
---クリスマスはいつもどう過ごされていますか?
「いつも家族で祝います。クリスマスは冬の祭日のなかでたぶん一番素敵な日だと思う。何よりも大切なことは教会に行くことです。そのあと家族で温かい食卓を囲みます。たくさんのプレゼントにたくさんの友人との会話。素晴らしい日です」
---先のシーズンでもボリショイ劇場で『オネーギン』や『椿姫』などご自身にとって初めての作品を踊られましたね。いくつかの作品はモスクワの女優さんとともに役作りをしたと伺っています。
「ええそれは私のアイディアです。ドラマティックで複雑な心理表現が必要な役のときはいつもそうしています。演劇の役者さんか、もしくは演技の先生にいつも助けてもらっています。
どういう役柄か、ということは振付家が示してくれるものだけど、それ以外に自分自身で理解することが必要な部分もあります。それだから私には女優さんの助けが必要なんだと思います。女優さんとだいたいは話し合うんですね、自分が演じる人物はどんな人間か、どんな行動をとる人か、ということを。そのあと今度は自分ひとりで役の舞踊的イメージを作り上げるときに、話し合ったことが活きてくるんです。でももちろん振付には影響しません。これは私が作り上げる心理描写の部分の話です」
---日本の観客にメッセージをお願いします。
「もちろん私はいつも日本へ行くのが好きです。大切に思っています。日本の皆さんはバレエを本当に愛していて、公演のあとにも心からの感激を表してくれるのですから。怪我のせいで今まで日本に行くことができずに『ドン・キホーテ』をキャンセルしてしまいましたが、今はかなり良くなっているので私自身嬉しいです。11月には舞台に出る予定ですから、東京公演は復帰後まもない公演になるでしょう」
---オブラスツォーワさんは『くるみ割り人形』をいろいろな演出で踊られていますが、ワイノーネン版についてどう思われますか?
ワイノーネン版はとても好きです。私が初めて踊った『くるみ割り人形』だからでしょうね。ワガノワ・バレエ学校の卒業の時に踊りました。これがわたしのバレリーナとしての第一歩でした。ワイノーネン版には一番優しい気持ちで接しています。踊りの展開も論理が通っているし、それでいてとても感動的で、子どもの世界を描きながら非常に完成度が高い作品ね。たぶん考えうる最高のバージョンじゃないかしら。
---作品の中ではどの場面が一番お好きですか?
そう、王子とマーシャ(クララ)が初めて出会うところですね。たぶん音楽的にももっとも感情が高まっていて、私にとってはその場面が一番強い印象を受けるところです。作品の中でもっとも感動的な場面だと思います。やはりそれは子どもが夢見ていることですし、おとぎ話のような魔法のような雰囲気があります。チャイコフスキーの音楽の中でもこのアダージオがとても好きです。このアダージオを新しいパートナーと踊ることをとても楽しみにしています。
---マーシャの役のイメージは?
まず何よりも、子どもだということですね。おとぎ話を信じているとても純粋な子。作品全体がこのテーマに貫き通されていると思います。ずっと胸に秘めてきた夢がクリスマスの夜に叶うひとりの少女の物語。彼女は自分の夢について語っています。いつの日か大人になって、素敵な王子様に出会うことができるかしら、という夢なんです。必要なのはまごころを表現することですね。それがこの作品の中で一番大事なことだと思います。
---卒業の年にマーシャを踊ることはバレリーナへのひとつの登竜門とされていましたが、バレエ学校の生徒だった頃はその役をいつも意識していましたか?
もちろん私の子ども時代の夢でした。この夢のためにより良く踊れるようにいつも努力していました。もし一番優秀な生徒になれなかったら絶対主役は踊れないとわかっていましたから。
([後編]へ続く)
photo : Damir Yusupov
開催いたしました。本ブログをご覧の皆様には、特別にイベントの様子をお届けいたします!
去る10月13日(月・祝)、東京バレエ団友の会「クラブ・アッサンブレ」会員様限定の『第九交響曲』リハーサル見学会を開催いたしました。本ブログをご覧の皆様には、特別にイベントの様子をお届けいたします!
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クラブ・アッサンブレではこれまでにも『ダンス・イン・ザ・ミラー』(2011年)、『オネーギン』(2012年)とリハーサル見学会を開催して参りましたが、いずれも「作品創作の過程がみられてとても興味深い」「本番観劇前の予習になる」とご好評をいただいております。今回は大型台風が迫る中、約80名もの会員様がご参加くださいました。
(東京バレエ団正面入り口よりお客様をご案内)
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リハーサル開始前には、振付指導のピョートル・ナルデリ氏が日本語を交ぜながら作品の見所などを解説してくれました。
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広いスタジオを目いっぱい使い、この日は第一楽章・第二楽章・第四楽章のリハーサルを行いました(※1)。前半は、音楽なしで一連の振り・動きをチェック。途中ナルデリ氏が動きを止め、全身を使いながら熱くダンサーに指導します。後半は『第九』の音楽に合わせながら、最初から通してのリハーサルを。
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ナルデリ氏の指導によって、目に見えて変化していくダンサーたちの動き。会員の皆様は、目の前で繰り広げられるこの迫力満点な光景を、真剣な眼差しで観ていらっしゃいました。
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イベント終了後には、「舞台とは違ったダンサーの個性を発見することができた」、「少しずつ変わっていくダンサーの姿を間近で見ることが出来て良かった」といったお言葉を、参加者の方々からいただきました。
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本番では、東京バレエ団の他にモーリス・ベジャール・バレエ団が加わり、更にズービン・メータ氏が指揮するイスラエル・フィル、ソロ歌手・合唱団の総勢350名が舞台に乗り、圧巻の『第九』をお見せします! この作品でしか味わえない大スペクタクルを、どうぞお見逃しなく!
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東京バレエ団友の会「クラブ・アッサンブレ」では、このようなリハーサル見学会を始め、会員の皆様に楽しんでいただけるイベントを開催しております。ご興味がある方は、ぜひご入会ください。お待ちしております!
(※1)合同リハーサル前のため、東京バレエ団の出演場面については流動的な部分があります。
開
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9月19日に初日を迎えます「ドン・キホーテ」の配役が決定いたしましたのでお知らせいたします。
※9月5日に発表しました配役より、下線部分が変更となっております。あらかじめご了承ください。
まずは、9月20日の東京公演に主演する上野水香と柄本弾のペア。
(上野水香、柄本弾)
これまで、「ダンス・イン・ザ・ミラー」、子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」、「ザ・カブキ」(2014年6月シュツットガルト公演)などの共演はあるものの、本格的に組むのは今回が初めて。リハーサルでも息の合った様子に本番への期待が高まります。
続いて、岩国公演(9/27)に主演する沖香菜子と梅澤紘貴の二人。こちらも全幕共演は今回が初めて。〈祝祭ガラ〉「スプリング・アンド・フォール」で印象的な踊りを見せた二人が、どのような物語を見せてくれるのか、どうぞお楽しみに!
(沖香菜子、梅澤紘貴、岡崎隼也)
さて、今回の「ドン・キホーテ」では多くのダンサーたちが初めての役に挑んでいます。
(ドン・キホーテ役とサンチョ・パンサ役を演じる、木村和夫と岡崎隼也)
(バジル役と同時にガマーシュ役にも挑む梅澤紘貴)
(左より、氷室 友、梅澤紘貴、上野水香、永田雄大)
バルセロナの広場の生き生きとした人間模様が伝わってきます!
振付・演出のウラジーミル・ワシーリエフ氏の来日を前に、本作の指導を一任されたのは、昨年6月「ラ・シルフィード」公演で情熱的な指導で若手主演を成功に導いた斎藤友佳理です。
(斎藤友佳理)
(左より、斎藤友佳理、柄本 弾、上野水香)
いよいよ、来週にはバレエ界のレジェンド、ワシーリエフ氏が来日します。ワシーリエフ氏による指導の模様はこちらのブログでもお届けする予定ですので、どうぞお楽しみに!
来週開幕の「ドン・キホーテ」に向け、バレエ界のレジェンド、ウラジーミル・ワシーリエフ氏がロシアより来日。昨日より直々の指導が始まりました!
闘牛士のマント捌きを指導するワシーリエフ氏(左)
緊張の中、始まったリハーサル。冒頭からバルセロナの街の広場の活気を表現するべく、「舞台にいる一人ひとりに人生がある、それを見せてほしい」と、ワシーリエフ氏の檄が飛びました。
バレエ団がワシーリエフ氏の直々の指導を受けるのは約10年ぶり。ワシーリエフ氏はスタジオ中を縦横無尽に行き来して、団員の一人ひとりに熱い指導をしていきます。
バジル役を演じる柄本弾に登場の場面の指導をするワシーリエフ氏
キトリ役:上野水香、バジル役:柄本弾
「スタジオは自分の限界を試す場。転んでもいいから、全力で踊り、自分の限界を知れ。自ら限界を決めるな」という、熱い指導に団員たちが応え、いつしか本物の活気がスタジオに溢れていきます。
キトリの友人役:左より、河谷まりあ、川島麻実子
ワシーリエフ氏に一任され、6月より指導にあたっている斎藤友佳理(右)
2001年に東京バレエ団初演されて以来、人気レパートリーの一つとしてたびたび再演が重ねられてきたワシーリエフ版「ドン・キホーテ」。今回の指導で、また新たな作品として生まれ変わりつつあります! ぜひ劇場にその成果を観にいらしてください!
サンチョ・パンサ役(氷室友)とガマーシュ役(梅澤紘貴)を指導するワシーリエフ氏
リハーサル撮影:細野晋司
皆さま、ボンジョルノ!!!
モンタギュー家の使用人アブラハムこと氷室友でございます。
今回、ジョン・ノイマイヤー振付「ロミオとジュリエット」を観にいらしてくださった皆さま、ありがとうございました。
(左より、ベンヴォーリオ(杉山優一)、グレゴリー(中村祐司)、アブラハム(氷室友)、モンタギュー公(森田雅順)、ティボルト(森川茉央))
とてもタイトなリハーサルスケジュールのなか、ノイマイヤーさんをはじめ、ハンブルク・バレエより振付指導にいらしてくださった、ケヴィン・ヘイゲンさん、エドゥアルド・ベルティーニさん、大石裕香さん、スタッフの皆さんなどなど、たくさんの方々のご協力のもと、無事に公演を終えることができました。団員一同、それぞれ自分の役を一生懸命掘り下げ、ヴェローナの街の情景や活気を表現できるようリハーサルに臨んできました。この作品を踊った経験は、我々の宝物になるでしょう!
一度観ただけでは、すべての役どころを観きれない、個性が盛りだくさんな舞台!!!
その舞台裏を私、アブラハムが写真満載でお届けいたします!
名付けて...
〈東京バレエ団初演「ロミオとジュリエット」バックステージ・フォトアルバム2014〉
写真からでも団員の若いエネルギーに溢れた活気を感じられると思います!お楽しみくださいませ!
ノイマイヤー版「ロミオとジュリエット」の登場人物には一人ひとりに名前があり、それぞれに人生があります。そのため、皆想像力を働かせ、工夫しながら役柄にアプローチしていました。例えば、朝が弱かったり、お祭り好きだったり、ワインが大好きな人だったり、男勝りで喧嘩っ早い女の子だったり、実は両家の和解を望んでいたり、とさまざまです。
争うモンタギュー家の人々とキャピュレット家の人々
...を眺めるマキューシオ(木村和夫)
仲良し3人組こと、マキューシオ(木村和夫)ロミオ(柄本弾)、ベンヴォーリオ(杉山優一)
スキャンダラス・ボーイ、ティボルト(森川茉央)を発見。
なんとロザリンデ(渡辺理恵)にまで声をかけています!
ヴィオレンタ(高木綾)とイモーガン(矢島まい)
ジュリエットの乳母(坂井直子)を囲むキャピュレット家のメイドたち
(左より、ネル(加藤くるみ)、ウルスラ(伝田陽美)、カミーラ(古閑彩都貴)、ルチェッタ(加茂雅子)、宮下加瑞(グラティアーナ)、三雲友里加(スーザン))
キャピュレット家の舞踏会を前に想いにふけるロミオ(柄本弾)とジュリエット(沖香菜子)
とても印象的な場面でしたよね。
続いて、初日のカーテンコールの様子
初日を踊り終えたというより、ロミオとジュリエットとして生きた二人(沖香菜子と柄本弾)
ジュリエットのいとこたち
(左より、幼いエミーリア(二瓶加奈子)、完璧なロザリンデ(渡辺理恵)、好奇心旺盛でおませなヘレナ(村上美香))
アブラハム(中央)とモンタギュー家のメイドたち
(左より、マリア(市村紗也華)、フランチスカ(中川美雪)、シルヴィア(金子仁美)、マルガレータ(片岡千尋))
アブラハム(中央)とベンヴォーリオ(杉山優一)と僧ローレンス(岸本秀雄)
続いて、ハンブルク・バレエよりゲスト出演されたエレーヌ・ブシェさんとティアゴ・ボアディンさん、そして指導を務めた大石裕香さん。
ブシェさんと一緒に
(左より、乾友子、坂井直子、矢島まい)
華麗なるキャピュレット一族
(左より、キャピュレット公(高岸直樹)、キャピュレット夫人(奈良春夏)、ティボルト(森川茉央))
ブシェさんとボアディンさんを囲んで全員集合!
ヴェローナ大公、エスカラス(飯田宗孝)
僧ローレンス(杉山優一)
鋭い剣のような個性を持った(和田)康佑のティボルト。
よーく見ると後ろに人影が...。
「家政婦は見た!」ならぬ「乳母(坂井直子)は見た!」(笑)
パリス伯爵(梅澤紘貴)と
ロミオとジュリエット(岸本夏未と後藤晴雄)
最終日、こちらも見事にロミオとジュリエットを生きた二人
「ロミオとジュリエット」公演をもって、後藤晴雄さんが退団することが発表されました。終演後、飯田芸術監督より「特別団員」に任命することが発表され、特別団員証書が手渡されました。
この素晴らしい経験を活かし、団員一人ひとりのダンサーとしての質を高め、これからまだまだ続く創立50周年記念シリーズの舞台を楽しんでご覧いただけるよう頑張りたいと思います!
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※ご好評いただいておりました[稽古場より]のコーナーは今回が最終回になります。
また新たな企画でお目にかかりますので、引き続きご愛読いただきますようお願いいたします。
こんにちは!矢島まいです。
寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
写真は今では唯一の同期で、今回ジュリエットを踊るなっちゃん(岸本夏未)と。
東京バレエ団では、創立50周年記念シリーズ第3弾として、数年前からのビッグ・プロジェクトであるノイマイヤー版「ロミオとジュリエット」のリハーサルが着々と進んでおります。
1月末に、2009年の「月に寄せる七つの俳句」再演の指導以来、5年ぶりにジョン・ノイマイヤーさんが来日され、今まで以上に精密なリハーサルが行われています。
「ロミジュリ」と言えば、マンドリン♪
(左より、岩村暁斗、山田眞央、氷室友)
本番では3人の子役たちが弾いています。
今回の舞台では、東京バレエ学校そして、東京バレエ学校Sクラス(選抜クラス)の子どもたちも活躍しています。お見逃しなく!
(僧ローレンス:岸本秀雄)
僧ローレンスのかごに入っているハーブ。
こちらはノイマイヤーさんより「本物をとにかくたくさん入れてほしい」ということで、スタッフさんが用意してくれました。ローズマリー、バジルなどなど。
本物だと、香りを嗅ぐ演技も自然になりますね!
今回は東京バレエ団初演ということもあり、皆様には本番当日まで楽しみをとっておいていただきたいのですが、すこーしだけ、いや意外と多くなってしまいましたが写真をお見せしたいと思います!では、どうぞー!!
第1幕のモンタギュー家とキャピュレット家の戦いの場面
ジュリエットとジュリエットのいとこたち
ジュリエットのいとこたちも恥ずかしがり屋だったり、積極的な子だったり、性格もさまざなのですよ。
(ジュリエット:沖香菜子、ロミオ:柄本弾)
(ジュリエット:岸本夏未、ロミオ:後藤晴雄)
旅芸人の一座の仮面をかぶってみました
ノイマイヤーさんのリハーサルはそれまでに創り上げていた土台に、まるで水彩画のように色づけをしているようです。薄く色を重ねていっているような繊細なリハーサルで、一つの言葉でこんなにもダンサーの体から溢れるパワーが多様に変化するものなのかと、その指導力には目をうばわれます。
ノイマイヤーさんが一番重要とされているのが"リアリティー"ということです。舞台にいる一人ひとりのキャラクターに人生があり、真実なのだと。舞台で起きていることが、お客様にリアルに感じていただけるよう頑張って仕上げてまいります。
ジュリエット役、ロミオ役はもちろん、団員全員が細かなニュアンスを感じ取り、徐々に東京バレエ団の「ロミオとジュリエット」が創り上げられつつあります。
皆様、このドラマティック・バレエの一つ「ロミオとジュリエット」を、ぜひ劇場でご覧ください!お待ちしております!
こんにちは、吉田蓮です!
(左より、神山寛、河上知輝、吉田蓮、岸本秀雄)
ただ今、バレエ団は「ロミオとジュリエット」一色です。
普段はクラス・レッスン(10時からのアーティスト・クラス、11時40分からのソリスト・クラス)の後に、13時30分よりリハーサルがあるのですが、今回はリハーサル時間を最大限に拡大し、午前中よりリハーサルを行っています。そのため、ソリスト・クラスのレッスンも10時から新館で行っています。
さっそくですが、リハーサル写真をいくつか。
すごく険悪な雰囲気です。今にもケンカが...
始まりました!
前でもケンカ、後ろでもケンカ、もみくちゃです。
誰か止めてぇー!!と思った矢先...
はい、飯田(宗孝)先生の登場です!!
これは、リハーサルを真剣にするあまり、ケンカがエスカレートして止めに来られたわけではありません。飯田先生もヴェローナ大公、エスカラス役で出演しています。
「ロミオとジュリエット」には、エキストラを含め100人以上の出演者がいます。バレエ団・バレエ学校の先生方も出演しています。ぜひ劇場に足を運んで見つけてください!
続いて、写真4枚。
皆、全身全霊でリハーサルに取り組んでいます。
そして、こちらも...。
ノイマイヤーさんよりジュリエット役のアンダースタディに選ばれていた(岸本)夏未さんが急きょ、ジュリエット役を務めることになりました。
こちらも(後藤)晴雄さんと一緒に全身全霊でリハーサルに取り組んでいます。
そして、タイトなスケジュールなので、皆お昼ごはんを食べていないのでは? と思われがちですが、実は僕のスタジオ用カバンの中には...(ちなみにこのカバンは母の手作りです!!ありがとう!!母!!)
食べてます。ダンサーは運動量が激しいので、動いているときほど、栄養を補給します。
でも、やはり時間がないので、上の写真のようなもので簡単に済ませます。(ただし、朝と夜は、しっかり食べているのでご心配なく(笑))
残すところ、あと1週間ほどで本番ですが、最後の最後までしっかりと作品を創り込んでいきます!!
皆様、劇場でお待ちしています!!
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※初演作品につき、主役以外の配役についての発表はもうしばらくお待ちください。
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