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レポート2017/09/04

東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉公開リハーサル&記者懇親会レポート

東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉(9月8日~10日 東京文化会館)の開幕を1週間後に控えた9月1日金曜日、東京バレエ団スタジオでロベルト・ボッレ&上野水香による『アルルの女』およびイリ・キリアン振付『小さな死』の公開リハーサルと記者懇親会を行いました。その模様と公演への期待を舞踊評論家の高橋森彦さんに寄せていただきました。

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東京バレエ団がローラン・プティ振付『アルルの女』(1974年初演)、モーリス・ベジャール振付『春の祭典』(1959年初演)、イリ・キリアン振付『小さな死』(1991年初演)を上演する〈20世紀の傑作バレエ〉。なかでもバレエ団初演『アルルの女』にイタリアの貴公子ロベルト・ボッレが客演し上野水香と組むのが大きな話題だ(9月8日と10日に主演)。

舞台は南仏プロヴァンス地方。青年フレデリにはヴィヴェットという愛し合う婚約者がいながら闘牛場で出会ったアルルの女の幻影に魂を奪われてしまう――。ドーデの戯曲とビゼーが作曲した組曲に基づく『アルルの女』の抜粋をボッレ&上野はロシア、イタリアのガラ公演で踊っており、このたび満を持して全編での共演を果たす。この日のリハーサルは、プティの右腕だったルイジ・ボニーノと共にプティ作品のステージングにあたるジリアン・ウィッティンガムの指導のもとで行われた。

精悍な青年そのもののボッレと愛らしく純情な雰囲気を醸す上野。見つめあい、身を寄せ合うふたりは"絵"になる。そして幻影に惑わされ狂気じみていくフレデリと、愛する人の心が離れていくのを感じながらも思い続けるヴィヴェドの屈折した心理が伝わってくる。その痛切で甘美な愛の果てに迎えるものとは......。クライマックスとなるボッレのファランドールのソロはお預けだったが、想像すればするほど期待はいや増すばかりである。

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 ボッレ&上野は共に10代の若き日にプティから才能を見出された。記者懇親会の席上、ボッレはプティを「恩師」と述べ、「リハーサルでは挑発し自分の表現や表情を引き出してくれた」と感謝し、その作品について「パトスを持っていて、感動を生むことに抜きん出ていた」などと分析した。上野も「動きのなかに感情を表現し、意味を込めることによってお客様に伝わることを教えていただいた」とプティへの感謝を口にした。

ボッレが『アルルの女』の全編を踊るのは初役時(2008年)以来となり「この10年で自分は人生からいろいろと学び、辛い経験もして変わり、人間として深みを増したと思います。そういった自分が踊る『アルルの女』をぜひお楽しみに」と話し、上野はヴィヴェットを演じるに際し「本当に悲しい役。可哀そうな役を演じるのは難しいですし、その中に美しさを常に持っています。悲しみも人生の中で美しい――そういった表現を目指したい」と語った。


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 同じくバレエ団初演となる『小さな死』のリハーサルも公開された。モーツァルトのピアノ協奏曲第23番と第21番を用いて愛と官能を絶美に描いた傑作を指導するのは初演者のひとりエルケ・シェパース。全体を通した後、川島麻実子&柄本弾ら男女6組のダンサー(9月8日と10日に出演)に対して一組ずつ丁寧に指導していた。キリアンならではの詩的で叙情豊かな名作を輝かせ、現代バレエの精華を示す上演となることを期待したい。

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高橋森彦(舞踊評論家)

写真:長谷川清徳

>>> 公演の詳細はコチラ

新着情報2017/09/01

東京バレエ団「春の祭典」ダンサーインタビュー Vol.3 伝田陽美

東京バレエ団「春の祭典」ダンサーインタビュー、第三弾は伝田陽美をおとどけします。

2016年のカリアリ公演で生贄役デビューを果たした伝田は、初役時のエピソードや役作りへのこだわりをたっぷりと語ってくれました。ぜひご一読ください。


*伝田さんの考える生贄の女とはどのような役ですか?

 生贄の女は、男とは対照的で集団のなかの強い存在。男性から周りの女性たちを守るために生贄として自分の身を投げうるのですが、ポイントは、強い中にも"女らしさ"があるという点だと思っています。
 最近の公演で言うと「ラ・バヤデール」のガムザッティを演じたときがそうだったのですが、私が演じるとその役のキャラクターがきつい感じに見られてしまうことが多くて、その点を難しく感じています。だから私の場合、まずは女らしさを。強さを大事にするのはその次です。ただ、生贄の女として踊っているときの私の感情は、言葉として口に出してみると「みんなには手を出すな!」とか「私ひとりで十分だろう!」とか、どれも逞しさが勝るようなものばかりで......。これでは「一に女らしさ、二に強さ」という私の理想とは完全に逆ですよね(笑)。冒頭は音楽も静かなのでまだ演じやすいのですが、後半の激しい場面になってくると、どうしても強い自分が出てきます。


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*初めて「春の祭典」を踊ったとき、あの独特な振付には苦労しませんでしたか?

 身体がついていかなくて筋肉痛になることはあっても、それほど苦労は感じていなかったと思います。「春の祭典」はずっと憧れていた作品ですし、何より東京バレエ団に入団してからは、コンテンポラリーがどんどん好きになっていったので。ただ、ベジャール作品は体力的にしんどい振付が多いので、その点は少し不安です。疲れてくると入りたいポジションに入れなくなってくるので、何度やっても正確にできるよう、練習ではひたすら回数をこなしていくんです。
 ちょうど今「小さな死」のリハーサルにも取り組んでいますが、これもすごく難しい。二人組んで踊るので難易度はぐっと上がりますし、かなりきつい体勢で動くことが多い振付なんです。


*生贄の女役デビューは、昨年5月のイタリア・カリアリ公演でしたね。

 このときは公演数が多かったので、回を重ねるにつれて慣れていく感覚がありました。
 現地のお客様がとてもあたたかかったです。何公演目かの終演後にはわざわざ楽屋まで足を運んで、「本当に素晴らしかった」と直接感想を伝えてに来てくださった方もいて。あれは嬉しかったですね。


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「春の祭典」2016年5月 イタリア・カリアリ歌劇場


*今年7月末には、モーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督ジル・ロマンさんによるリハーサル指導がありましたね。何か具体的な指示や要望はありましたか?

 カリアリ公演を迎えるにあたっては飯田宗孝先生、佐野志織先生、奈良春夏さんに教えていただいたのですが、ジルさんがリハーサル指導にいらしたことで、ニュアンスなどに多少の変化がありました。身体にしみ込んでいた解釈を新しく塗り替えていかなければならないのは大変ですが、前回とはまた違った舞台ができそうです。
 ジルさんからの要望で印象に残っているのは、「もう少し女らしく」と言われたことですね。手の甲を顔の横に置いて、恐る恐る覗くような振付があるのですが、そのときの目力が強すぎるからもう少し抑えて良いと言われました。
 ジルさんが帰られたあと、今は吉岡美佳さんが一から細かく教えてくださっています。


*最後に、公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします!

 今回の〈20世紀の傑作バレエ〉で上演する3作品は、明確なストーリーが展開していくクラシック・バレエ作品に比べると、どうしても難しいイメージを持たれる傾向にあると思いますが、あまり身構えずに、まずはストリートダンスを観るような感覚で、気軽に足を運んでもらえたら嬉しいです。きっと楽しめると思います!

レポート2017/08/31

【ロング・インタビュー】 エルケ・シェパース(東京バレエ団初演「小さな死」振付指導) 

(取材・文:加藤智子)


 9月8日に初日を迎える〈20世紀の傑作バレエ〉公演で、東京バレエ団はイリ・キリアン振付「小さな死」バレエ団初演にのぞむ。8月中旬に始まったリハーサルで振付指導をするエルケ・シェパース氏に、作品について、またリハーサルの様子について話を聞いた。シェパース氏はネザーランド・ダンス・シアターのダンサーとして活躍、キリアンのミューズとして数々の作品を踊り、本作の初演ダンサーでもある。


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──1991年の初演の時のエピソードを教えてください。
 この作品には6組12 人のダンサーが出演しますが、私は4番目のペアでした。作品の後半では、3組のペアの踊りが展開されますが、その最初に登場するパ・ド・ドゥを踊っています。
 キリアンは、モーツァルトの音楽にインスピレーションを得てこの作品を創りました。彼は目の前にいるダンサーにいろいろ試させながら、ダンサーとの相互作用で創作を進めますが、ダンサーにとってそれは本当に素晴らしい体験です。
 とはいっても、辛かったことも覚えています。ちょうどその頃、私はプライベートで大変な時期だったもので、自信喪失気味になっていました。けれど、結果的に私が踊ったパ・ド・ドゥは素晴らしい出来になりました。苦悩から素晴らしいものが生まれるということは、実に興味深いことだと思います。

──そのパ・ド・ドゥはガラ公演などで抜粋上演される機会も多く、印象的ですが、グループで踊る場面もとても独創的ですね。
 冒頭、男性たちはフェンシングに使われるような剣を手に登場します。剣は男性らしさのシンボル、また男性器の延長のようでもあります。その後、女性たちが大きな布を使った踊りで出てくるのですが、彼女たちには、黒のドレスを着せたトルソーと踊る"スカートの踊り"というユニークな場面があります。これにはキャスターがついていて、ちょっとユーモラスな踊りもあるんですよ。
「小さな死」のタイトルにはエロティックな意味合いもありますが、この作品自体、官能的ではあるけれど、実に純粋です。ひと言で表すなら、"解放"、といえるかもしれません。いろんなことを解放することによって、自分自身からも解放されるということを、この作品は表現していると思います。

──数々のキリアン作品のなかで、「小さな死」はどのような位置づけにあるのでしょうか。
 1990年代前半のキリアンの作風は、余計なものがどんどん取り除かれていき、よりシンプルになっていきます。"ブラック・アンド・ホワイト"の時代と呼ばれていますが、「小さな死」の振付などはシンプルというより、かなり複雑ですよね。むしろ、ひたすらエッセンスを追求していった時代といえるでしょう。

──東京バレエ団のダンサーたちの取り組みはいかがですか。
 とてもいい舞台になるでしょう。ここで何かしら"発見"を得て、それを将来に役立ててもらいたいと思って指導しています。
 指導者としていつも思うのですが、中には、昔の私のように大変な時期を過ごしているダンサーもいるかもしれません。彼らを励まし、前へと進めさせてあげるような心理的サポートをすることも、私の務めだと思っています。


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>>>「小さな死」出演者はコチラ

>>>東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉公演詳細はコチラ

新着情報2017/08/29

東京バレエ団「春の祭典」ダンサーインタビューVol.2 岸本秀雄

東京バレエ団「春の祭典」ダンサーインタビュー、第二弾は岸本秀雄をおとどけします。

2011年の入団以降、二度の海外公演で生贄を演じてきた岸本。インタビューでは、ベジャール作品を愛するひとりのダンサーとしても、作品の思い出を語ってくれました。ぜひご一読ください。


*2014年のローマ・カラカラ公演が生贄の男の初舞台になりましたね。デビュー公演、それも海外での舞台はいかがでしたか? 

 舞台に立ったときは怖かったです。緊張して、身体も震えていました。緊張からほどよく解放されたのは、生贄に差し出されることが決定する瞬間。足が引っかかって倒れ込み、集団から一人放り出される場面です。そこから先は取り憑かれたように踊っていましたね。最後まで踊りきったときには、手と足の両方の拍手で受け入れてもらえたのですが、怖かったからか、ものすごい達成感がありました。
 この時期、同じカラカラ公演で踊る「ギリシャの踊り」の裸足のパ・ド・ドゥのほかに、「舞楽」、「スプリング・アンド・フォール」、「タムタム」の3作品のリハーサルも同時に進んでいたんです。まだ経験も浅かった当時の自分には頭を整理する余裕もなく、かなり混乱していました。焦って、疲れて、身体も思うように動かない。そんな日々が2ヶ月くらい続いて、最後に迎えた舞台が「春の祭典」でした。


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*男性の生贄は集団のなかの一番弱い存在ですが、「弱者というものをどう演じるか」で悩んだそうですね。どのようにして道を切り開いていったのですか?

 「もうどうにもならない。自分は生贄になってしまった」という現実を考えました。自分が成長できないがゆえに生贄になってしまったので、その残酷な運命からは逃れられないのだと思って演じました。自分のイメージですが、女性の生贄は生物として進化していく過程で一番成長した強い生き物で、仲間を守るために生贄になります。それに対して、男性の生贄は生物としては成長できなかった生き物。普通に歩くこともできない、人の形をした別の生き物なのだと考えています。周りからもいじめられるわけですが、当の本人はそのことよりも、自分が生贄に決定してしまったことへの絶望感でいっぱいなのだと思います。


*今年7月末には、モーリス・ベジャール・バレエ団の芸術監督ジル・ロマンさんによるリハーサル指導がありましたね。

 ジルさんの指導は2014年にも同じ「春の祭典」で受けたのですが、そのときはまさにゼロからのスタートだったので、振付を覚えるだけで精一杯でした。真剣に取り組もうとするあまり、力も入り過ぎてしまって。それに比べると、今年のリハーサルはものすごい充実感がありましたね。初役ではありませんが、新しい作品に取り組んでいるような感覚でした。作品は常に進化していくものなので、前と同じことの繰り返しではなく、新しいものをどんどん吸収していく楽しさがあります。もちろん緊張感もありましたが、ダンサーとしての喜びを感じられたリハーサルでした。


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「春の祭典」2014年6月 ローマ・カラカラ野外劇場


*振付家のなかでもモーリス・ベジャールが特に好きだとか。ベジャール作品のどんなところが好きですか?

 とにかく格好良いところです。東京バレエ学校の生徒時代、エキストラとして出演した「ザ・カブキ」が最初のベジャール作品でした。そのときに観た由良之助がもう本当に格好良くて。憧れましたね。
 ベジャールさんの作品を踊るときは、いつも役に取り憑かれたような感覚があって、踊っている間はそれ以外のことすべてを忘れてしまいます。そして、踊りきった後には「ああ、生きているんだな」と心の底から実感できてしまう。ベジャールさんの作品にはそういう不思議な力があるんですよね。
 「春の祭典」の生贄もずっと踊ってみたかった役のひとつなので、決まったときは鳥肌が立ちました。いざ選ばれると喜びよりも不安でいっぱいだったのですが、好きだからこそ、そう思えたのかもしれませんね。


*最後に、公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします!

 「春の祭典」は、自分のなかで爆発的なイメージのある作品です。全力を尽くして、観て下さる方が、気味の悪さや恐ろしさに思わずぞわっとしてしまうような生贄を演じたいです。生贄の男は一番弱いとは言っても主役ですから、周りを引きこめるような舞台にしたいと思います!

新着情報2017/08/25

東京バレエ団「春の祭典」ダンサーインタビュー Vol.1 渡辺理恵

東京バレエ団〈20世紀の傑作バレエ〉が迫ってまいりました!
本日より「春の祭典」の主役、生贄の男と女を演じるダンサー5名によるインタビューをおとどけしていきます。

第一弾は渡辺理恵です。「ラ・シルフィード」や「ジゼル」など、持ち前の清楚な美しさで活躍してきた渡辺にとって、自身のイメージからは遠い「春の祭典」の生贄役は大きな挑戦だったそう。ぜひご一読ください。


*生贄の女に決まったときは、どのような心境でしたか?

 楽しみであると同時に怖かったです。私自身意外でしたし、周りからそういう反応もあったからです。それまでは自身に近いキャラクターが多かったので役に馴染みやすかったのですが、生贄の女はこれまでに踊ってきた役のイメージからは遠いように感じていました。実際に、今回の公演で同じ生贄の女を踊る奈良春夏さんと伝田陽美さんとは、演じてきた役のキャラクターが違いますし、最初は戸惑いの方が大きかったと思います。


*では、役作りには相当苦労したのでは?

 役作りに対しては、これまでのやり方では通用しないのかもしれないと思ったので、違ったアプローチの仕方を考えました。振付を覚えるときは、どうしても今までに観てきた舞台や映像のイメージが頭の中に焼き付いていたので、自分にないものになろうとしてしまいます。ですので、それにとらわれすぎず、一番本質的なところは変えずに、柔軟に自分に合うかたちにつくっていこう、という気持ちで取り組みました。最終的には、自分のイメージとは遠いと感じていた役に挑戦しても、上手く消化しながら私なりのものに作り上げていく方法もあるのだと思えたので、私にとって「春の祭典」は、自信につながった作品でもあります。


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*昨年のカリアリ公演が生贄の女の初舞台になりましたね。

 私は全7公演中4回に出演したのですが、回を重ねるうちにいろいろなことが見えてきて、とても充実した公演でした。
 オーケストラの生演奏で踊ったのですが、ストラヴィンスキーの複雑な音楽にとても苦労しました。というのは、演奏のスピードや音量が毎回少しずつ変わるので、聞けば聞くほどいろいろな音が聞こえてくる。一瞬、別の音楽に感じられたこともありました。もともと自分で歌いながらとっていたメロディよりもその裏の音の方が聞こえてくることもあったので、慣れるまでは音のなかで迷ってしまうことも。すごい緊張感でしたが、良い経験になりました。


*生贄の女とは、集団の中でどのような存在なのでしょうか?

 男性は集団のなかで一番弱い者が生贄になりますが、女性はそうではありません。彼女は集団のリーダー的な存在。だから、女性に関してはどうして生贄と呼ぶのか、団員の間でも話題にあがりました。私なりの解釈ではありますが、生贄の女は自分の身を捧げるという意味で、自ら「生贄」になったのではないかと思っています。男性から女性たちを守るために先頭で盾になって、何かあれば自分がすべてを請け負うくらいの覚悟はある。男性に対しても決して攻撃的ではなく、彼らを一旦、鎮めようとする。そのすべてを受け入れるような女性像は、ある意味「母親」という存在に近いのかもしれません。


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「春の祭典」2016年5月 イタリア・カリアリ歌劇場


*生贄の女を演じるとき、渡辺さんの内面からはどのような感情が湧いてくるのでしょうか?

 「私が周りの女性を守らなければ」という責任感から自分が逞しく思えるときもあれば、身に迫る危険に不安を感じて苦しくなるときもあります。実際に、リハーサルでコール・ド・バレエのなかに入っているときは、はじめは自分の意志で踊っているのですが、徐々に感情の選択肢を奪われていくような感覚があります。ですので、ベジャールさんのスタイルはキープしつつ、あとは感情に身を任せて踊っています。


*最後に、公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします!

 3日間とも違うキャストで上演するので、どんな「春の祭典」を感じられるのか楽しみにしていてくださいね。同じ作品であっても、演じるダンサーによっては別の作品のように感じられることもあります。「こうあるべき」とか「こんなふうに観なくてはいけない」という概念を超えて、観てくださる方に新しい発見があれば嬉しいです。私自身どんな生贄の女になれるのか、とても楽しみです。

レポート2017/06/16

<The Tokyo Ballet Choreographic ProjectⅡ> スタジオ・パフォーマンス レポート


 本年3月に始動いたしました、<The Tokyo Ballet Choreographic Project>。
 去る4月に行った<ProjectⅠ>では6名のダンサーたちが東京文化会館の軒下(通称キヤノピー)にて創作を披露し、多くの方にご覧いただきました。
 <ProjectⅡ>では会場をめぐろパーシモンホールに移し、<めぐろバレエ祭り>で東京バレエ団が上演する<バレエ・コンサート>の一演目として披露することになっております。
 本日、<ProjectⅡ>で上演する作品の選考会を兼ねて、東京バレエ団のスタジオで「スタジオ・パフォーマンス」が行われました。飯田宗孝、斎藤友佳理、佐野志織らバレエ団の指導者に加え、ご支援くださっている会員様、東京バレエ団友の会「クラブ・アッサンブレ」の会員様の中から抽選で当選された方をお招きし、総勢120名もの方が見守る中で熱いステージが繰り広げられました。


IMG_1614.JPGご来場された皆様に挨拶する斎藤友佳理(芸術監督)

IMG_4607.JPGスタジオには舞台スタッフたちの尽力で特設ステージが出現!


 4月の上演からメンバーが増えたり、演出を変えたりとさらにブラッシュアップした作品が次々と披露され、どの作品にもあたたかい拍手が贈られました。
 今回の選考会には会場で見守るお客様も審査員として参加。お客様からもっとも支持を集めた作品には「観客賞」の栄誉が贈られることになっております。審査結果につきましては1週間以内に当ホームページにて発表いたします(予定)。どうぞお楽しみに!!


IMG_4616.JPGカーテンコールにはすべての振付・出演ダンサーが登場し、声援に応えました。

新着情報2017/06/13

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー Vol.5 柄本 弾

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー、最終回はソロル役の柄本弾です。
いつもその場の流れや気持ちを大切にして役を演じているという柄本。今回の公演にしか出せないものが必ずある、と東京公演への意気込みを語ってくれました。


*シュツットガルト公演はどうでしたか?

 シュツットガルト州立劇場で踊るのは二回目。些細なことではありますが、劇場やスタジオ、楽屋カフェへの行き方を知っていた分、気持ちに余裕が持てました。ただ、海外でクラシック全幕を踊るのは初めてだったので、バレエの文化が浸透しているシュツットガルトで、日本人の自分が全幕主演を踊ることに対する戸惑いはありました。幕が上がってすぐは、やはりプレッシャーで固まってしまうところもあって。お客さんの雰囲気が想像していたものと違っていたこともあると思います。後から聞いたのですが、シュツットガルトの劇場では「ラ・バヤデール」を上演したことがなく、お客さまのほとんどがストーリーをご存じなかったとのこと。拍手のタイミングの微妙なズレに最初は戸惑いましたが、第2幕が始まる頃には客席も盛り上がり、全幕終えたときにはスタンディング・オベーションしてくださる方もいらっしゃいました。


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*今回、川島麻実子さんとは初めて組みますね。これまでの方とはどのような違いを感じていますか?

 これまでどう演じてきたかということに関しては、基本的にあまり考えていません。つくりすぎず、その場の流れや気持ちを大切にして演じるよう努めています。だから本番では、練習していたことと違うことをしてしまうこともありますね。特に演技の部分では。「ラ・バヤデール」に限らず、本番にしかない空気のなかでバレエって生きていると思うんです。マイムのタイミングは、その意味合いや相手役の心境の変化にも繋がるので、相手役に対してリアルな反応を返したいと思っています。その答えをひとつにしないためにも、極力つくりこみすぎず本番に臨むよう心がけています。


*柄本さんが思い描くソロルとはどのような男性でしょうか?

 ソロルは二人の女性の間で揺れる役ですが、ニキヤを愛しているときも、ガムザッティを愛しているときも、本当にそのとき、単純にその人が好きなだけだと思っています。ただ単にその人が好きだから、振り回されて、悲しい結末に繋がっていった。実は、内面はそんなに強くないのかなと思っています。だから、ラジャに娘と結婚するように言われたときも、少し戸惑う程度で、結局ガムザッティの美しさを見てノーとは言い切れなかった。ソロルの弱さというか、人間臭さみたいなところがよく出ていると思います。


*練習のときのエピソードで、思い出深いものがあれば聞かせてください。

 初めてソロルを踊ったのは、2014年に50周年ガラの演目として、第2幕を上演したとき。バレエ団初演のタイミングではなかったので、(ナタリア・)マカロワさんからソロルを教えていただいたことはないのですが、オルガ(・エヴレイノフ)さんには本当にたくさん指導していただきました。このときのリハーサルでは、シルヴィ・ギエムさん、マニュエル・ルグリさん、ウラジーミル・マラーホフさんもリハーサルを見ていて、僕に指導してくださったんです。他にはないとても貴重な経験だったと思います。あの3人のダンサーに見られていると思うとなかなか緊張したもので、本番は客席よりも袖の方が気になってしまいました(笑)。


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photo:Kiyonori Hasegawa


*体づくりのために意識して食べているものはありますか?

 お肉です。オペラ座で「ザ・カブキ」を上演したとき、初めての傾斜舞台で慣れるのにとても時間がかかりました。一日中リハーサルをしていたので、朝パンを買って練習に行き、食べられずに晩御飯でそのパンを食べるという日が何日間も続いたんです。最初の本番を終えた次の日には、貧血で倒れそうになりました。さすがに危機感を覚えてお肉を食べたところ、大分マシになって。お肉の大切さを痛感しましたね。それからは、力をつけたいとき、元気がないときにはお肉を食べるようにしています。


*最後に、公演を楽しみにしているお客様へメッセージをお願いします。

 新しいパートナーを迎えた今回の東京公演でしか出せないものが必ずあると思っています。その新鮮さを大切にしつつ、この作品の素晴らしさを存分に味わっていただけるように頑張りますので、ぜひ劇場へ足をお運びください!

新着情報2017/06/07

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー Vol.4 川島麻実子

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー、第四弾は、ニキヤ役・ガムザッティ役の川島麻実子です。

2009年のバレエ団初演からいくつもの役を経験してきた川島は、本年4月のシュツットガルト公演でニキヤ役デビュー。東京公演では、ニキヤとガムザッティの二役を交互に踊ります!


*主役のニキヤに配役された時はどのような心境でしたか?

 お話をいただいたときは、自分がニキヤを演じることがあまり想像できませんでした。ですから、(斎藤)友佳理さんには「え、私がニキヤですか!?ガムザッティではなく?」と驚きのあまり聞き返してしまいました。まして、ニキヤとガムザッティの二役を交互に演じるなんて。「踊ったことがないので出来るのかわかりません」と答えました(笑)。不安な気持ちが大きかったです。


*意外に思っていたニキヤをシュツットガルト公演で初めて踊りましたね。役作りはどのようにして進めていましたか?

 どの役を演じるにしても、なりきろうとすると、どうしてもわざとらしくなってしまうので、自分の中にニキヤと似ている部分を見つけていくことに努めました。そこから「私だったら、この状況に置かれたらどんなふうに反応するのかな」と考えながら、役のイメージをふくらませていきました。


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*シュツットガルトの舞台はどうでしたか?

 お客さまのリアルな反応を感じられた舞台でした。日本での公演であれば、「ラ・バヤデール」を何度もご覧になっていて、物語の展開をわかっているお客さまも多くいらっしゃいます。ですが、この作品はシュツットガルトでは上演されたことのない演目。お客さまがその時の舞台を観て、感情のままに接してくれているのを感じました。だんだんと客席が温かくなっていく様子が、踊っていても、袖から見ていても、最終日に客席から見守っていてもよく伝わってきました。シュツットガルトの目の肥えたお客さまたちが心からおくってくださった温かい拍手は、ダンサーとして本当に嬉しいものでした。


*ニキヤ役を経験したことで、役作りに変化や発見はありましたか?
 
 「ラ・バヤデール」は初演から携わっている演目。女性の役はほとんど演じてきました。これまで、バレエ団の先輩や海外のゲストの方のいろいろなニキヤとガムザッティを身近に見てきましたが、コール・ド・バレエから踊ってきたことが私の強みだと思っています。主役だけがいれば成り立つ物語なんてありません。この作品は特に、登場人物一人ひとりの感情が激しく渦巻いている。すべての場面に関わってきたから、それぞれの役の立場や感情を理解しやすかったり、自分の役を客観的に見つめることができたりするのではないかなと思います。感情を受け取る側になると、自分がどう発信したいかが変わってくることもあります。いろいろな役を経験してきたからこそ、見えてくることがきっとあると思うんです。


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photo:Bernd Weissbrod


*休日は何をしてリフレッシュしていますか?

 家族や友達など、気のおけない大好きな人たちと過ごす時間がすごくリフレッシュできます。この前は午前中だけお休みがあったので、友達と朝8時の電車に乗って12時に帰ってくるという弾丸で、イチゴ狩りにも行きましたよ(笑)。


*最後に、公演を楽しみにしているお客さまへメッセージをお願いします。
 
 「ラ・バヤデール」は、ニキヤやソロル、ガムザッティだけでなく、ラジャやハイ・ブラーミンなど、役の大小関係なく、自分が共感できる人物やストーリーが出てくる作品だと思います。どちらかというと、ニキヤよりもガムザッティに共感できる人がいるかもしれませんね。私が最初はそうだったので。
 あとは、やはり"影の王国"のコール・ド・バレエ。私も初演から何度も踊ってきました。今振り返ると、初演のときはニキヤを初めて演じた時よりも緊張していたかもしれません(笑)。ぜひ、ぜひ、ご覧いただきたいです!

新着情報2017/05/31

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー Vol.3 上野水香

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー、第三弾をお届けします!

第三弾は、ニキヤ役の上野水香です。2009年のバレエ団初演からニキヤ役として出演を重ねてきた上野は、マカロワ版「ラ・バヤデール」を"本当に大切な作品"と語っています。


*4月のシュツットガルト公演はどうでしたか?

 私としては、非常に手ごたえを感じた舞台でした。まず、幕が開いた瞬間からすごく温い。劇場の特徴として、天井の高さはあるけれど、コンパクトなので踊りにくく感じる部分もありました。ですが、その分客席との一体感があって、お客さんとのコンタクトはとりやすい。シュツットガルトの方は「ラ・バヤデール」を観るのが初めてとのことでしたが、物語が進むにつれて引き込まれていく様子が感じられて、最後にはとても喜んでもらえました。この劇場で踊るのは3回目ですが、古典全幕の主役として舞台に立つのははじめて。やはり全幕を踊ってこそ、アーティストの価値は出てくるのだと改めて感じました。バレエの本場と呼ばれる場所で、アーティストとしての自分を観ていただけるということはとても貴重な機会ですので、感謝しています。


*子どもの頃からマカロワ版「ラ・バヤデール」の大ファンだったとか。マカロワ版のどんなところが好きですか?

 ストーリーがわかりやすく、ちゃんとセリフが見えてくる。なおかつ、無駄がなくスピーディ。けれど、見せ場はきちんとある。本当にすばらしい演出だと思っています。とにかく、観ていて楽しいんですよ。子どもの頃は英国ロイヤル・バレエ団の「ラ・バヤデール」(※1)のビデオをもう何回も、振りを覚えるくらい観ていて! ですから、自分が初演でニキヤ役を演じることになったときは信じられない思いでしたが、心から楽しみだと思いました。私にとって、憧れの作品だったので。踊ったことはなくても、「あ、ここ知っている」と思う瞬間が、リハーサルではいくつもありました。


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*初演となるソロル役のダニエル・カマルゴさんとのリハーサルはどうですか?

 現時点では、「二人の組んでいる感じが良い」と言ってもらえています。カマルゴさんはとにかく才能のある、若くて、ダンスに対する情熱がまっすぐな方ですから、きっと良い方向に進むと信じています。「ラ・バヤデール」は初演から何度も踊っていますが、同じ役、同じ振付でも、パートナーによってこんなにも自分のニキヤは変容していくのかと、毎回その変化をすごく感じます。彼もまた、新鮮な息吹のようなものを舞台にもたらしてくれると思っているので、私の演じるニキヤも今までにない新しいイメージになりそうです。


*練習のなかで、思い出深いエピソードを聞かせてください。

 初演のとき、(ナタリア・)マカロワさんに直接教わることができてすごく嬉しかったです。彼女のことはアーティストとしてとても尊敬しています。バレエダンサーとしての個性が非常に強く、見ていて飽きない、面白い。でありながら美しい。マカロワさんがおっしゃることには、彼女のもつ独特のムードや、作品づくりにおける彼女ならではのエッセンスがたくさん含まれていました。それを吸収して、自分だけのものをつくっていくというのは、大変良い経験でした。驚いたのは、最初の登場で第一歩を踏み出すところからやり直しになったこと。非常に細かなところにまでこだわっていらして、素晴らしい先生でした。


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photo:Kiyonori Hasegawa


*休日は何をしてリフレッシュしていますか?

 車を運転するのが好きなので、海へふらっとドライブに出かけます。稽古場の空気とは違う、開放感のある自然に触れると気持ちが落ち着くんです。地元が鎌倉なので、稲村ケ崎や七里ヶ浜へ行くことが多いのですが、沖縄にも行ってみたいと思っていて、計画しているところです。あと、少しまとまったお休みがとれるときには旅行に行くのも好きです。


*最後に、公演を楽しみにしているお客さまへメッセージをお願いします。

 「ラ・バヤデール」は、私にとって本当に大切な作品です。今回も新しいパートナーを迎えて、また新鮮なニキヤを観ていただけると思いますし、カマルゴさんも素晴らしいダンサーですので、きっと舞台を盛り上げてくれると信じています。ぜひ期待していらしてください!


(※1)1991年収録 英国ロイヤルバレエ団「ラ・バヤデール」 <出演>ニキヤ:アルティナイ・アスィルムラートワ/ソロル:イレク・ムハメドフ/ガムザッティ:ダーシー・バッセル

新着情報2017/05/27

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー Vol.2 奈良春夏

東京バレエ団「ラ・バヤデール」ダンサーインタビュー、第二弾をお届けいたします!

第二弾は、ガムザッティ役の奈良春夏です。奈良は2009年のバレエ団初演以来この役を踊り続け、今回の東京公演で4回目になります。インタビューでは、初演時のエピソードもたっぷりと語ってくれました。



*役作りはどのようにして進めてきましたか?

 初演のときは役作りというよりも、いただいた振りや指導をこなすことで精一杯でした。最初は、王様の娘で、強くてプライドの高い女性なのかと思っていましたが、彼女も一人の女の子であって、ニキヤと同じように純粋なところがあるのだと気づきました。ソロルへの想いから生まれたニキヤへの意地悪な気持ちと、好きな人に振り向いてもらえない切なさとが苦しい葛藤となっているのだと徐々にわかってきて、自分の踊りたいガムザッティ像がふくらんでいきました。ただ強いだけでなく、彼女の女性らしさや繊細さ、影の部分を表現できれば良いなと思っています。


*なかでも思い出に残っている公演はありますか?

 やはり初演です。(ナタリア)マカロワさんに直接指導していただけたことがとても思い出深いですし、素晴らしい経験になりました。リハーサルも長かったですし、そのなかで役作りが明確に見えてきました。本番前、マカロワさんが「とにかく楽しんで」と書いたご本人の写真付きメッセージカードをくださったのも、とても嬉しかったです。


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*踊りこんできた役だからこその、新しい発見はありますか?

 発見は多くあります。たとえば、ソロルとの関係性。演じる人が変わるとソロルも全然違います。「私(ガムザッティ)のことを少しでも好きになってくれたんだな」と感じられるソロルもいれば、もう最初からニキヤにばかり気持ちが向いているソロルもいて・・・。ちょっと自信を持ってみたり、反対にすがる気持ちが強くなったり、パートナーによって新しい感情が生まれるので、(ソロルに対する)自分の演技も変わってくるんです。


*練習のなかで思い出深いエピソードがあれば聞かせてください。

 これも初演のマカロワさんとのリハーサルですね。ガムザッティ役の3人とマカロワさん、オルガ(エヴレイノフ)さん、バレエ団の先生方以外はスタジオに入れず、外からも見えないようにスタジオの扉の窓には紙が貼られていました。マカロワさんの言うことを聞き逃したりせず、一挙手一投足、吸収しなくてはならないので、すごい緊張感でした。少し苦しかったけれど、限られた時間のなかで集中して練習ができました。あんなリハーサルは初めてでした。



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photo:Kiyonori Hasegawa

*「これを食べれば疲れもふっ飛びます!」という大好物はありますか?

 いちごとトマト、他にもお肉やお刺身、お寿司も・・・。好きなものがたくさんあって選べません(笑)。さっぱりしたフルーツが好きなのですが、本番前は食欲がなくなるのでエネルギー源として嫌々バナナを食べるようにしています(笑)。


*最後に、公演を楽しみに待っているお客様へメッセージをお願いします。

 今回の新しいパートナーはダニエル・カマルゴさんです。まだ実際のリハーサルは始まっていないので、ガムザッティに対してどんなソロルになるのか楽しみにしています。私としては、もちろんガムザッティとソロルのストーリーにも注目していただきたいのですが、それ以上に作品として、ニキヤとソロルの関係性がもっと深いものにみえるよう、良いスパイスとして、物語にふくらみをもたせられればと思っています。

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